
2010.10.29
11月6日(土)、松嶋啓介シェフが手がけるRestaurant - I(レストランアイ)にて第8回 食とアートの会が開催される。今回登場するのは、ストリートカルチャーに大きな影響を受けた若手アーティスト 大山エンリコイサム。
Text by OPENERS
若き新鋭アーティスト 大山エンリコイサの“増殖する”世界
手がける作品もキャラクターも異なるアーティストを毎回ひとりフィーチャーし、アートと料理のコラボレーションによってより多くのひとにアートの魅力を伝えるアートサロン「食とアートの会」。第8回を数える今回注目するのは、新鋭アーティスト 大山エンリコイサムの世界だ。
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大山エンリコイサムの表現活動のルーツには、10代のころにはじめたライブペインティングや、当時影響を受けたストリートアートなどのサブカルチャーからの影響が大きい。当初はレタリング(文字造形)を描いていた大山だが、線が文字におさまることの不自由さを感じ、“線”自体で抽象的な構造体を描く表現へ移行していく。
本人はそのモチーフのことを「Quick Turn Structure(急旋回構造)」と呼んでいる。現在、その活動は壁画、キャンバス、インスタレーション、パフォーマンスなど、支持体や媒体を変えながら展開されている。
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今回の展示では、“エコロジー(自然様態)との関連性”をコンセプトとした作品が披露される。自然環境の有限性を認めることがエコロジーの前提のひとつを成すとすれば、大山の表現のもつ自律的な増殖性は、エコロジー的な有限性をふくんでいるいえる。いやむしろ、その有限性との拮抗のなかにこそ、造形の自律性があたえられるとも考えられる。「ミニマルかつ自己組織的な広がりのなかで複合体を描きだす」と、大山が言うように、すべてひとつの“線”でたどることのできる彼のQTSは、無制限な増殖性によってたどり難くなってしまった現代の“エコロジーとの関連性”に対する批判的な表現という見方もできるのではないだろうか。
もはやストリートアートという文脈だけでは捉えきれない大山エンリコイサムのクリエイション。フレンチレストランという新鮮な環境で、ミシュラン一つ星シェフによる美食とともにあらたなムーブメントを感じてみては。
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大山エンリコイサム|OYAMA Enrico Isamu Letter
1983年東京にてイタリア人の父と日本人の母のあいだに生まれる。2007年名門 慶応義塾大学卒業後、東京芸術大学へ。その後大学院まで学ぶ。おもな展示には05年「Who Let You In?」Gallery WALL(東京)、08年「 Fractal Edge」Compound Gallery( ポートランド)、09年「 memento vivere / memento phantasma」旧フランス大使館「FFIGURATI」con tempo(東京)、10年「 あいちトリエンナーレ2010」長者町(名古屋)、「InsideOut of Contexts」ZAIM gallery(横浜)
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第8回 食とアートの会「大山エンリコイサム」
日程|11月6日(土)
開場|19:30
トークショー|20:00/ディナー|20:30
トークテーマ|増殖するイメージ
定員|80名
ドレスコード|ライン
参加費|6000円(飲食代込)
会場|Restaurant - I
東京都渋谷区神宮前1-4-20 パークコート神宮前1F
Tel. 03-5772-2091
主催|+ART CLUB www.plusartclub.com
協力|Restaurant-I www.restaurant-i.jp
+ART CLUB
info@plusartclub.com
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