これまで独特の世界観と手法から『幸せな王子』『人魚姫』など不朽の名作をモチーフにした絵本を発表してきたアーティスト、清川あさみ。彼女が今回選んだ作品は宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』。アーティストとして、そして彼女が自分自身として向き合った『銀河鉄道の夜』とは一体どんな世界だったのだろう? 黄金色に輝く空のもと、彼女はその想いを語ってくれた。
文=オウプナーズ
写真=鈴木健太
──インタビュー後編へ
清川あさみ|KIYOKAWA Asami
http://www.asamikiyokawa.com
1979年淡路島生まれ。2001年より数々の糸や布を使ったアート作品、衣装、空間、イラストレーション等ジャンルを超えて幅ひろく作品を発表しつづけ、近年では木村カエラのCDジャケットやPARCOの夏の水着フェア「PARCO SWIM DRESS」のアートワーク等、アートディレクターとしても数多くの作品を手がける。雑誌「すばる」では本年より表紙アートワークを担当し、山崎ナオコーラ、一青窈、蜂飼耳らとのコラボレーションによる作品も発表。また、女性のコンプレックスを華麗な刺繍で表現した「complex」シリーズは、プリントした写真に直接刺繍をほどこす斬新な手法を用い、今夏開催された水戸芸術館や東京都庭園美術館での展覧会で発表をするなどアーティストとしてさらに目ざましい飛躍を遂げている。おもな著書に作品集『futo』(マドラ出版)、『美女採集』(INFAS)、『caico』(求龍堂)、絵本に『幸せな王子』、『人魚姫』(ともに小社刊)などがある