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リキッド(LIQUID)、ビーズ(BEADS)、スカム(SCUM)

メゾンエルメス8階フォーラムにて名和晃平「L_B_S」展 開催中

 
思わず触れたくなるような迫りくる素材感と、完成された造形美で、国内外での活動も注目されている作家・名和晃平氏の新作による名和晃平「L_B_S」展が、メゾンエルメス8階フォーラムで開催されている。

名和作品の重要な概念「表皮」と「セル(細胞)」をさらに大規模に生成させた展覧会

2005年にはメゾンエルメスのウィンドウディスプレイのデザインを手がけた名和晃平氏。

彼の作品を語るにあたって重要な概念となるのは「表皮」と「セル(細胞)」で、その代表作「PixCell—…(ピクセル)」シリーズでは、動物の剥製、スニーカー、楽器、玩具、果物のレプリカなどオブジェクトの「表皮」を異なるフェーズ(様相)へと変容。
透明で無数のガラスビーズの膜は、作品と見る者とのあいだに立ちはだかる新たな界面となる。

また、それは本来のオブジェクトの質感やリアリティを透過する「セル」として、我々の身体にすり込まれた手ざわりの記憶や、そのオブジェクトに対する視覚の既成概念をも狂わせる。

メゾンエルメス8階フォーラム 名和晃平「L_B_S」展
© OMOTE Nobutada Courtesy of the Hermès Foundation
メゾンエルメス8階フォーラム 名和晃平「L_B_S」展
© OMOTE Nobutada Courtesy of the Hermès Foundation


今回の展覧会、「L_B_S」展では、彼が今まで取り込んできたマテリアル(物質/素材)をさらに大規模に生成。 「L_B_S」というタイトルが示唆する、リキッド(LIQUID)、ビーズ(BEADS)、スカム(SCUM)は、どれも「表皮」を変容させる「セル」であると同時に、3つのフェーズを映し出す段階をテーマとしている。

リキッドは「セル」が液状の母体から沸々と生まれ出る過程であり、生成した「セル」がオブジェクトの表面に付着し媒介するのがビーズ。ビーズによる媒介がリミットを超えたとき、「セル」の残滓の塊はスカムへと膨張する。

それぞれのマテリアルが独自の代謝を繰り返し作品の界面となり、彼の卓越した造形感覚によって圧倒的な美しさを表現している。

© OMOTE Nobutada Courtesy of the
Hermès Foundation

名和晃平(なわ・こうへい)
1975年 大阪生まれ
1998年 京都市立芸術大学美術学部美術科彫刻専攻卒業
英国王立美術院(Royal College of Art,Sculpture course)交換留学
2000年 京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
2003年 京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程彫刻専攻修了、博士号(美術)取得
京都府美術工芸新鋭選抜展 最優秀賞
キリンアートアワード2003 奨励賞
2007年 京都府文化賞 奨励賞
2008年 六本木クロッシング2007 特別賞

http://www.kohei-nawa.net/

© OMOTE Nobutada Courtesy of the
Hermès Foundation
名和晃平「L_B_S」展
会期│2009年9月23日(水)まで開催中
月〜土曜 11:00〜20:00(最終入場19:30)
日曜 11:00〜19:00(最終入場18:30)
会期中無休
入場無料
会場│メゾンエルメス8Fフォーラム
中央区銀座5-4-1
Tel. 03-3569-3300
主催│エルメス財団

お問い合わせ
エルメスジャポン
Tel. 03-3569-3300
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