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![]() ![]() 坂本龍一 2009秋特集|もうこれ以上、サービスできない! オウプナーズ独占インタビュー(後編) Text by YOSHIMURA Eiichi
Photo by JAMANDFIX
2009年の教授のサービスの限界とは
──今回の「PLAYING THE PIANO 2009」公演でおもしろいのは、このアルバムに収録されたおなじ音源がiTunesStoreで配信されたということもあると思います。 iTunesでもたくさんのひとに聴いてもらえましたが、ライブCDではミックスをまったく変えています。 ツアー中にiTunesで翌日配信した音源は、ライブ中に収録しながらミックスしていた音源なんですけど、それをゼロからミックスしなおしています。ライブ中にミックスしたその音源も臨場感があってすごく好きなんですけど、やはりニューヨークのスタジオで鳴らしてみるとそのときには気づかなかったノイズなどがあって、それをいちいち修正するよりもミックスしなおそうと。ミックスしなおしてもこれはこれで大変な作業だったんですが……。 ──そうして大変な手間をかけたアルバムが2枚組で2800円というのは大サービスですね。価格だけではなく選曲的にもサービスたっぷりの作品だと思うのですが、そもそもこのツアーはとにかくサービスたっぷりでしたよね。iTunes翌日配信もそうですし、会場で販売したパンフレットもCD2枚つきだし、“composition0919”の演奏中は携帯カメラでの撮影が自由だったり。 そう、もう限界までサービスしたと思ってます(笑)。“composition0919”で撮影した画像のコンテストがあったじゃないですか。その賞品がぼく作曲のオリジナルの着メロで、きのうまで一生懸命つくっていたんだけど、作曲しているときは、ぼくがいちばんいい画像だと思ったひのとサムスン側で選んだ計2名のみにそれぞれ贈る曲っていうことをすっかり忘れていて、たくさんのひとに当たるんだって勘違いしていたんです。 それが、ものすごくいい2曲をつくったのに、それぞれ1名だけにしか当たらないことにさっき気づいて、いまちょっとショックなんです。サービスしすぎだろって(笑)。だって、むちゃくちゃいいんですよ、もう、ここまでサービスすればいいでしょう、限界です(笑)! PLAYING THE PIANO 2009 Europe、10月スタート!
──そして坂本さんの今年後半の大きな仕事は、10月から12月までのヨーロッパでのピアノツアーですよね。 そう。公演数は28本かな。ドイツ・ベルリンのHau1での公演からはじまって、ベルギー、イタリア、フランス、スペイン、イギリス。単独のツアーでは9年ぶりになります。総本数は日本より多くなっちゃった。でも、詳細はまだ考えたくない(笑)。いまはもうツアーモードじゃなくなってるから、公演本数のことを考えると落ち込んじゃう(笑)。 ──そちらもぜひ、iTunesで配信してください。 何ヵ所かはそうする予定です。できればそれも日本で買えるようにしたいと思っています。 ──ありがとうございました。 スタイリング|櫻井賢之 グルーミング|ノダ ノリタカ(MILD) 衣装協力│グレーニット8万2950円 グレーポロシャツ3万1500円 (メゾン マルタン マルジェラ /ここのえ Tel. 03-5794-9931)RYUICHI SAKAMOTO PLAYING THE PIANO 2009 JAPAN SELF SELECTED CD2枚組 2800円 RZCM-46381〜2 commmons
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