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2010.06.14

from TOKYO MOON|6月13日 ON AIR

ニューアルバム『コスモグランマ』リリース&来日ツアー開催

フライング・ロータス×松浦俊夫スペシャル対談!

 
日曜の夜、上質な音楽とともにゆったりと流れる自分だけの時間は、大人たちの至福のとき。そんな豊かな時間をお届けするのは、DJ松浦俊夫によるラジオプログラム『TOKYO MOON』──。彼が世界中から選りすぐったすばらしい音楽や知的好奇心を刺激する大人のためのトピックスを、毎週日曜日Inter FM 76.1MHzにて19時からオンエアー。ここでは毎週オンエアーされたばかりのプログラムを松浦俊夫みずからお届け。今週はなんと、ニューアルバム『Cosmogramma(コスモグランマ)』をリリースしたばかりのビートコンダクター Flying Lotus(フライング・ロータス)をゲストに迎え、お送りします。

Text by MATSUURA Toshio
Edit by OPENERS
Photo by JAMANDFIX

フライング・ロータス来日!

 
ロサンゼルスを拠点に世界中を飛びまわり、先鋭的でディープな音響世界でその名を轟かせているビートコンダクター Flying Lotus(フライング・ロータス)こと、Steven Ellison(スティーブン・エリソン)。ジャズジャイアンツであるジョン・コルトレーンとアリス・コルトレーンを叔父・叔母にもち、また幼少のころから多種多様な音楽に触れてきたという彼。いまやレディオヘッド、マッシヴアタックなどのビッグアーティストがこぞって絶賛するフライング・ロータスが、最新アルバム『Cosmogramma(コスモグランマ)』を引っさげて、初の単独来日ツアーをおこないました。そして今回、多忙なスケジュールをぬって、「TOKYO MOON」のためにスタジオに来てくれました。新作から彼の音楽観まで、かなり深いトークを展開、オンエアーにはなかったインタビューの対訳がついたOPENERS特別編をお楽しみください。
 
『Cosmogramma』
『Cosmogramma』/Flying Lotus
REVIEW|TRACK LIST
 
01.Toshio Matsuura Group / Behind The Shadow (Quality Records)
02.Flying Lotus / Unexpected Delight (Plug Research)
03.Flying Lotus / Camel (Warp / Beat)
04.Flying Lotus / Arkestry (Warp / Beat)
05.Flying Lotus / Mmmhmm (Warp / Beat)
06.Flying Lotus / Do The Astral Plane (Warp / Beat)
07.Flying Lotus / Robertaflack (Warp / Beat)
08.Snoop Dogg / Doggy Dogg World (Death Row)
 

Keep going and Keep gettin’better

 
松浦 今回3度目の来日ということですが、東京、大阪、金沢とツアーでまわられて、日本のオーディエンスはいかがでしたか? 以前に比べてなにか変化はありましたか?
 
スティーブン とくに大阪と金沢のキッズたちは盛り上がってくれましたね。周りはよく、日本人のオーディエンスは大人しいって言うけど、僕のライブでは全然そんなことはなくて、みんなとてもハッピーに楽しんでくれていたようです。今回は前作と今作の2枚のアルバムをちゃんと聴いてきてくれたみたいで、僕がアルバムのパートをプレイするとちゃんと反応してくれました。それは前回よりも強く感じましたね。
 
松浦 今年の4月にニューアルバム『Cosmogramma(コスモグランマ)』がWARP Records(ワープ・レコーズ)からリリースされ、2年前におなじくワープ・レコーズから『Los Angeles(ロサンゼルス)』が、そして実質的なファーストではありませんが、2006年にPlug Research(プラグリサーチ)からスティーブンの生まれた年にちなんだタイトル、『1983』がリリースされ、現在計3枚のアルバムが発表されていますが、個人的な感想を言うと、これまでの作品は1枚1枚に進化が感じられるんですよね。
 

 
それは音が作りだす感情もふくめてですが、アルバムリリースを重ねるごとに感性が研ぎ澄まされていってることがすごく伝わってきます。ひとつひとつの音のテクスチャーがはっきりと、それは“強く”ということではなく、繊細な音のテクスチャーがちゃんと表面に抜けてでている。そして空間のなかにそれらがちゃんと点在して、整理できているところがすばらしいなと思っているのですが、本人としてはこの感想を聞いていかがですか?
 
スティーブン まず第一に、自分の進化を聴いてもらえること、そしてそんなふうに発見をしてもらえることをとてもうれしく思います。とにかく僕はおなじアルバムを作りたくない──おなじことを繰り返したくないというのが自分のなかの一番大きなテーマなんです。もしつぎのアルバムが『コスモグランマ 2』になってしまうようなら、もう自分は音楽を作っている意味がまったくないと思う。だから僕はつねに進化していたいし、おなじことを繰り返さないよう、つねに努力しています。


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