前作から3年、Underworld(アンダーワールド)待望のニューアルバム『Barking(バーキング)』が9月2日(木)リリースされる。10月6日(水)〜8日(金)には本作を引っさげて大阪、東京にてライブハウスツアーが決定! これに先立ち、メンバーであるカール・ハイド自身初となるソロエキシビションがラフォーレミュージアム原宿にて8月25日(水)〜9月15日(水)開催される。全世界が注目するこのビックイベントを前に、なんとハイド氏が来日! アルバムについて、またアートについて、ユーモアたっぷりに語ってくれた。
文=オウプナーズ
写真=鈴木健太
すぐにまたあたらしいアルバムを作りたいという気持ちになっています
──ニューアルバム『Barking』は前作『Download Wallpaper』とはずいぶん趣が異なりますね。それはアンダーワールドとして初の試みであったという制作プロセスに関係しているのでしょうか?
そこであたらしく書いた未発表曲を実際にライブ中にプレイし、聴き手の反応をライブで感じながら作り上げていくというプロセスをとりました。それにくわえ、相棒のリック(リック・スミス)が、これまでだったらアルバムが仕上がってから外部のアーティストやプロデューサーにリミックスをお願いしていたところを、今回は制作過程から楽曲を提供し、僕らの作品を彼らに料理してもらおうと提案したんです。
こうして僕らは今作をリミキサーたちとの音楽的な会話のキャッチボールのなかで完成させていきました。彼らからアレンジされた楽曲が返ってきて、それに対し自分たちのアイディアを投げる。彼らはさらにちがったものをインプットして返してくれる、そういった対話を繰り返すことでオリジナルがまったくちがった作品へと進化していったんです。こうした外部の人びととのコミュニケーションから生じるエネルギーや、ライブで感じたオーディエンスのエネルギー、僕ら以外の人びとから受け取ったすべてのエネルギーがこのアルバムには反映されているんです。だから作っていてとても楽しかった! いまはすぐにまたあたらしいアルバムを作りたいという気持ちになっています。
じつは仕上げの段階で僕はスタジオには行かず、もっぱら今回のエキシビションの準備をしていたんです。でもそれは意図的にやったことで、アルバムをまとめる作業をリックひとりでおこない、できあがったものを僕が新鮮な耳で聴くようにしたんです。実際に聴いてみて、僕も曲の流れをとても気に入ったし、最後まで聴きとおすと思わずもう一度最初から聴き直したくなるような気持ちにさせられるんですよね。