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音楽は、3分間でヒーローにもヒロインにもなれる魔法 土岐麻子 ニューアルバム 『乱反射ガール』 リリースインタビュー Text by OPENERS
「80年代の化粧品の広告」というビジュアルイメージ──『乱反射ガール』は、タイトル曲ふくめてとてもキャッチーなタイトルだと思いましたが、このタイトルに決めた理由は?抽象的な言葉だけに、見るひとそれぞれの感性に直接うったえる強さがあると思い、選びました。 ──『乱反射ガール』はどんな女性をイメージしていますか? いろんなつまらないこと……、たとえば過去への後悔や未来への不安などに縛られることなく、たったいまの一瞬をキラキラと、大切に、しかも楽しみながら生きることができる、純粋で強い女性像です。 ──プロモーションビデオ(PV)のヘアメイクやスタイリングにも土岐さんのアイデアは活かされていますか? 今回ははじめから「80年代の化粧品の広告」というビジュアルイメージをもっていたのですが、そういったことをなにも伝えていない最初のPV打ち合わせで、柿本監督がおなじキーワードを出してくれました。曲を聴いてそう思ってくれたようで、当然、そのあともバッチリでした。 小さいころに憧れた独特の時代感を共有できる、デザイナーの弓削 匠さん──アルバム『乱反射ガール』は、夏・80年代がテーマとなっていますが、具体的に土岐さんのイメージを教えてください。私がいちばん大人に憧れた子ども時代を過ごしたのが70年代後半から80年代半ば。当時は音楽でもCMでも雑誌でもテレビ番組でもイラストでもなんでも、夢があるものが多かった印象です。たとえば化粧品の広告コピーにしても、いまのように具体的な効能を誠実にうたったものよりも、「燃えろいい女」「夏はC」など、とても抽象的なものが多い。きっと、受け手のイマジネーションを信頼していた時代だったのでしょう。そのムードは歌詞をはじめカルチャー全般に感じたことで、総じてキラキラ、ギラギラ、エネルギッシュで大胆で、インドアよりはアウトドアな精神のものが多かったような印象です。 ──どんなシーン/シチュエーションでアルバムを聴いてほしいですか? それは、おまかせです。でも、もともとは、電車のなかでいろんな年齢、職業のひとがiPodで目をつむりながら音 楽を聴いているようすを見て、「一体皆なにを聴いているんだろう?」とワクワクしたのがきっかけです。音楽を手軽に携帯できることによって、自分の日常のテーマソングやBGMとして音楽を聴くひとが多くなっているのではないかと思います。“3分間でヒーローにもヒロインにもなれる魔法”。それはすてきなことなので、パーソナルな時間に聴いてもらえることも想定してつくりました。 ──今回のアルバムのアートワークは、ファッションブランド「yuge(ユージュ)」のデザイナー弓削 匠氏ですが、依頼された動機は? 私と同世代の弓削さんは、前に話したような小さいころに憧れた独特の時代感を、おなじように共有できる存在。彼はそれを視覚へ、私は聴覚へ落とし込む。ということで、「いつかなにか一緒にできたらいいね」と話していたのですが、まず2010 春夏コレクションへ私がキャッチコピーを提供したことがきっかけとなりました。その一部が「乱反射ガール」という言葉です。 それをアルバムのテーマにして、両者はまったくおなじものを共有しているわけではありませんが、根本はきっとおなじです。アートディレクションとしてかかわってもらったビジュアルは、アルバムの楽曲たちを立体的に見せてくれる結果となって、とても気に入っています! ──「yuge」の服は実際に着られていますか? どういう部分に魅力を感じますか? ここ最近の衣装は、ほとんど「Yuge」です。私の音楽を雄弁に語ってくれる強い味方です。プライベートも、気分が上がるのでよく着ています! 色づかいとプリントに夢があって好きです。 ラフォーレでのライブには、カジュアルな気持ちをご持参ください!──アルバムは土岐さんはじめてのDVD付きですが、見どころをご自身から。PVと、ライブ映像と、オフショット映像……、なかでもオフショットは本当に油断している姿が映っていて、自分では見ていられなかったりしますが(笑)、これがたぶんほかのひとの作品だったら、こういうのこそおもしろがって観るなあ、と思います。 ──オウプナーズはウェブメディア媒体ですが、いまはHPやブログ、ツイッターなどさまざまなメディアが活用されています。土岐さんの音楽活動や、作詩、アルバムづくり、情報提供などに影響はありますか? また土岐さんご自身はウェブメディアをどう使われていますか? 今回のレコーディング期間中は、なんといってもツイッター!! 夜中のひとり作業の励みにもなったし、作詞のネタでわからないことがあったとき、フォロワーたちに知識を分けてもらったり、皆でつくりあげている感覚にすらなりました。その感覚が、アルバムのラストチューン「City Lights Serenade」に反映されています。 ──5月29日(土)と7月のライブへの意気込みとファンへのメッセージをお願いします。 いつもとはちがった、ラフォーレという場所。それぞれ、カジュアルな気持ちをご持参していらしてください! ──ありがとうございました。
DVD
[VALENTINE LIVE TOUR @ Billboard Live TOKYO (2010.02.07)] smilin' Flamingo ファンタジア [LIVE『LOVE SONGS』@ 赤坂BLITZ (2009.07.07)] SUPERSTAR How Beautiful [MUSIC VIDEO] 乱反射ガール [RECORDING & MUSIC VIDEO OFF SHOT] 土岐麻子オフィシャルホームページ http://www.tokiasako.com/ 土岐麻子ツイッター http://twitter.com/tokiasako/
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