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母から贈られたという楽屋着とともに控え室にて
1月16日にバリトンリサイタルを開催 オペラ歌手 宮本益光インタビュー 文=OPENERS
写真=原恵美子 ザルツブルグ音楽祭で受けた大いなる刺激──2010年は宮本さんにとってどんな年でしたか?2010年は、オペラ歌手のような一年でしたね(笑)。アンドレアス・ホモキ演出『ラ・ボエーム』にはじまり、日生劇場、新国立劇場のステージありと、オペラ歌手を自認できるいい一年でした。一年間をとおしてオペラに出つづけるのは意外と難しいことなんです。 ──とくに印象的なステージは? 11月に出演した日生劇場での「オルフェオとエウリディーチェ〜ウィーン版〜」は、日本ではほとんど演じられていない演目ですが、夏にザルツブルグ音楽祭でリッカルド・ムーティー指揮によるプロダクションを観て、大いに刺激を受けました。日本で早く歌いたいと思ったし、オペラ歌手としてとてもいい経験でしたね。さらに、恒例となっている日本フィルの子どものための夏休み公演も16公演を開催できて、たくさんの子どもたちが来てよろこんでくれました。もともと教員志望だった自分にはものすごい達成感がありましたね。夏の16公演はアスリートになったかのような感じでした(笑)。 ──2011年は、宮本さんの故郷からスタートですね。 1月14日(金)に、松山のビビットホールで「宮本益光バリトンリサイタル 碧のイタリア歌曲−アンサンブルクラシカを迎えて」を開催します。2日後の16日に、東京のハクジュホールでも開催します。 ──故郷でのステージは力が入りますね。 僕は歌の勉強を松山にいた高校1年からはじめて、松山で覚えた歌もあるので、今回聴いていただけるとうれしいなと。
イタリアの青をイメージした演目を披露します──今回のリサイタルは、イタリア人のアンサンブルとのステージですね。2008年からイタリアに行くようになって、ミラノ・スカラ座管弦楽団の主席フルート奏者だったロマーノ・プッチさんなど愉快なおじさんたちと出会いました。2009年にイタリアで演奏会をして、今回日本に招聘することができました。アンサンブルは、フルートとギターとマンドリン(クラリネット)というおもしろい編成で、音がつねに溢れているイタリアの街角のようなリラックスしたコンサートができたらいいなと思っています。 ──曲目をみるとイタリア語で歌われますね。 普段から外国語で歌うパーセンテージが高いのですが、今回はイタリア語を母国語としているひとたちと、彼らの文化を彼らとともに日本で紹介します。一緒にステージに立って「僕のイタリア語は大丈夫か?」という試金石のような壁は意識していますね。僕がこれまでやってきた十数年が試される気がします。 ──「碧のイタリア歌曲」というテーマは? イタリアのブルー、アズール、抜けるような空の色。イタリアのサッカー代表の青をモチーフにしています。曲目は、松山で学んだ最初の歌から、最近学んだ歌まで、自分の修学の歴史ともいうべき集大成的な演目を考えていて、今回お客さまの前ではじめて歌う歌もあるので、ぜひお越しください。 ──では、2011年の意気込みを。 リサイタルが終わったらイタリアとウィーンに行ってきます。今年は、11月にライン・ドイツ・オペラと二期会の共同制作となるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』の主演が待ち構えています。演出のカロリーネ・グルーバーさんは斬新な演出家なので、出演が決まったときから筋トレに励んでいます! ──楽しみにしています。
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Gallery | オペラ歌手 宮本益光インタビュー Gallery
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