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──2作ほぼ同時リリースとなりますが、
2010年勢いのあるスタートですね。 うーん、たまたまかな。勢いって言うのはどうなんだろう? スタートダッシュというふうにはなっちゃってるけど(笑)。 ──タイトル『I'm your clown』にはどんなメッセージが? 僕が長年思ってきたことなんだけど……DJっていうのは音楽を作ったりもそうだけど、楽しませる役割もあって、ときには“clown=道化”である必要もあるというか、演じているというか。取り方なんだけど、僕は“道化”って言った方がかっこいいなって思ったり(笑)。 ──パワフルでにぎやかな作品ですよね。 もともとそういうふうになりがちというところはあるんですが(笑)。 ──聴いてると本当に元気が出てハッピーになれます! ありがとうございます、それも持ち味です(笑)。 |
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──制作にはどのくらいかけられたんですか?
3年前ぐらいから作りはじめてはいたんだけど、そのあいだにほかのひとのプロデュースとかいろいろやっていたので、実質的にほとんどやってない期間が長かったりして。 最終的にまとめはじめたのは最近なんだけど、『I'm your clown』ってタイトルは最初からなんとなく自分のなかであったかな。 ──3年前の着想時から音楽感は変化しているのでは? 『Just clap your hands』とか『L.O.V.E』っていう僕が歌ってる曲とか何曲かは当初からループ組んだりリズム足していたりと作ってあったんだけど、インターバルをおいて久しぶりに立ち上げたときに、またちょっとずつ変化していくっていうのはあったかな。でも当初からやりたい音楽性っていうのはだいたい決まっていました。 |
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──アルバムコンセプトとは?
DJらしいアルバムを作りたいっていう気持ちがもともとあったんです。最近の“DJが作っている”とされる音楽ってなんだかDJっぽくないなぁと僕は思っていて、作曲家? アレンジャー? みたいな作業をしているなぁと。 そうじゃなくて僕はDJらしい音楽への関わり方というか作り方をしたいなぁと思って。わかりやすいとこで言うとビーツインターナショナルからのノーマン・クックとか。彼なんて今でもそのスタンスをつづけていると思う。僕はそういう音楽が好きだし、僕はDJらしい音楽をやるべきじゃないかなって。 最近はDJ時のスタイルでもそうで、オールミックスにもどったりもしてる。いまってDJがDJしてないし、DJはDJの音楽作ってないような状況だと感じてるんです。だからDJがDJしなきゃいけないし、DJはDJらしい音楽を作ったほうがいいのでは? というのが個人的な考え方。 |
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──その考えにいたるまでにはなにか刺激的な出会いが?
3年前ぐらいからバンドやりたいとか歌いたいとか言ってて、そういうことを言いはじめると出会いが増えるというか、そういうジャンルのひとたちとすごく出会うようになったんです。声に出して言わないとなにも進まないんだっていうことは本当にそうで、僕のまわりにいる人間は3年前とは明らかにちがう、むしろ増殖してる。 それから、一時期“ちょっと追っちゃったな”っていう後悔が自分のなかであって、俺は俺だよね? って(笑)。そういう部分もすごくありました。 ──今回東京スカパラダイスオーケストラの谷中 敦さんが作詞で参加されてますね。 谷中さんとは『二つの太陽』という素晴らしくいい作品なのにあまり知られてない(笑)という曲でも以前、作詞をお願いさせていただきました。谷中さんには以前から一緒に曲を作ろうという話をしてもらっていて、僕にいい曲ができたらデモを谷中さんに渡す。『Together』はそこで生まれた作品のなかの一曲です。 |
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──アートワークも手がけられているとか。
ディレクション的な部分は自分で考えて、細かいデザインやエディトリアルはやってもらってます。表紙の作品を作ったりイラストを描いたりとかの作業は基本的にいつも自分。『I'm your clown』にかんしてはジャケットのアートワーク。中のイラストはイラストレーターの方に描いてもらいました。 曲を作ってると自分のなかにビジュアルが出てきちゃう、そうするとそれを作りたくなっちゃうんです。まぁ、一応美大卒なんで(笑)。でも、そのほうがイメージも伝わりやすいと思う。 |
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昨年の10月からマドラウンジで「REAL TOKYO」っていうパーティをはじめました。もともとグランドキャバレーみたいな所でDJしたいなっていうイメージが、生音にシフトしはじめたころからあったんです。
大人たちが飲んで会話できるような場ができたらと思って。サロンよりは楽しげでカジュアル、でもお洒落して行く場所っていうイメージ。「REAL TOKYO」はそんなパーティになっていると思います。『TIME TO PLAY』は、「REAL TOKYO」の雰囲気をパッケージした感じですかね。 |
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──エイミー・ワインハウスなんかは受け入れやすいですよね。
グラミー賞受賞していたりするんだけれども、ここ東京ではどうなんだろう? まだ受け入れられてるという状況だとは感じてないです。だからこそ、聴き方というか聴かせ方が重要なんじゃないかと思うんです。 そこには当然DJの必要性を感じます。流れから聴かせたり曲の並び方や間で全然聴こえ方はちがうんです。最近はそんなスタイルに回帰してDJすることが増えましたね。 DJ的には普通のことだったりするんですけど、いまでは新鮮なシーンだと僕は思っているんです。世界中にいいアーティストがいっぱいいる、毎日のようにニューディスカバリーがあるって素晴らしいですよ。いまのロックとかソウルとかって逆にみんな聴いてない気がするんです(笑)。 そんな曲をDJとしてかっこよく聴けるように紹介していきたいと思っています。 ──ありがとうございました。 |
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AKAKAGE3年ぶりのフルアルバム
『I'm your clown』 発売|1月15日(金) 価格|2500円 FILE RECORDS |
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CASIO電波ソーラー時計「OCEANUS(オシアナス)」
CM曲『Together』をふくむ都会で生きる男のためのMIX CD 『OCEANUS presents TIME TO PLAY -Generation Hip Star-』 発売|1月20日(水) 価格|2100円 UNIVERSAL MUSIC LLC |
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伊藤陽一郎|ITO Yoichiro
World MusicからJ-popまで幅広い音楽性に対応し、DJ的なスキルとスタイリッシュな感覚でさまざまなアーティストへのプロデュース、アレンジ、リミックスなどを精力的に手がける。また、DJとしてはJazzやLatin、BrasilをベースにRockやPunkの感覚を併せもつ独自の選曲感でジャンルやフィールドを壊したプレイをつづけてきた。そして、AKAKAGE、Natural Essence、RS-3000といったいくつもの顔をもち、自らのアルバムをコンスタントに発表している。2009年秋よりあらたなシーンジャンルの確立を目指し、大人のためのラウンジパーティ「REAL TOKYO」をスタートさせた。 |
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