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スポーティモデルである「MINI CooperS」

第7回 MINI(前編)
「マツキヨと“BMW MINI”の関連性」

かのアレック・イシゴニスが1959年に生み出した「Mini」は、40年以上もの間生産され、世界で愛され続けてきた。
そのイギリスのアイコンが、ドイツの巨人BMWの手にわたり、2001年に誕生した“BMW MINI”は、世界的なスマッシュヒットを記録。2006年11月にデビューした2代目にも期待がかかるところだ。

文=下野康史
写真=BMW

■ドラッグストアは「カラダ・グッズ・ショップ」

つくづくスゴイなあと思うのは、唐突だが、ドラッグストアである。

ぼくが子どものころ、マツモトキヨシもサンドラッグもツルハドラッグも、ありゃしなかった。
アメリカには、至るところにドラッグストアという店があって、それは直訳すると「薬屋」である、という話を聞いたのは、中学か高校のころだったと思う。
でも、なんで薬屋がそんなにたくさんあるのか、首を傾げたものである。
2001年のデビューから80万台以上が販売されたという初代“BMW MINI”。
新型2代目のデザインは、基本的にキープコンセプト。
先代と見分けづらいが、衝突時の歩行者保護ためフロントセクション
が大型化されるなどしている。
アメリカのドラッグストアと、日本のドラッグストアはちょっと違うけれど、しかし、いまや日本の街にはドラッグストアがひしめいている。

なんでそんなに薬屋がたくさん必要なのかと、もう首を傾げることはない。ドラッグストアが薬屋だとするなら、薬屋の質がすっかり様変わりしたからである。

健康ブームのおかげで、栄養剤やサプリメントや予防薬のような「クスリ・のようなもの」が爆発的に増えた。

生活水準の向上に伴い、サニタリーグッズが一般化し、小学生だって化粧するようになった。
ひとくちに紙おむつといったって、いまはベビー用と老人用がある。そうした介護グッズも増える一方だ。

それらをすべて品ぞろえするのが日本のドラッグストアである。病気や怪我を治すためのクスリだけを売っていたのが昔の薬屋なら、ドラッグストアはいわばカラダ・グッズ・ショップだ。そういう新しいスタイルの小売業として成功したのである。

■ぜんぜん売れなかったクラシックMINI

ジャンルは違えど、同じようなニュアンスで、いままでのクルマとは異なる新しさを感じざるを得ないのが「MINI」である。2006年秋に、早くも2代目に移行した“BMWのMINI”だ。

1959年に登場した“クラシックMini”(便宜上、こう呼ぶ)は、発売当初、ぜんぜん売れなかったという。

ユニークな2ボックス・スタイルや、コンパクトをきわめたボディが、当時、イギリスの一般大衆にはすんなりと受け入れてもらえなかったからだ。

そのターゲットユーザーにかわって、まず真っ先にMiniの革新性を支持したのは、富裕層や知識階級だったといわれる。

その点、2001年に登場した“BMW MINI”は、好調な出だしからそのまま大ヒット作になった。

(つづく)
インテリアでも、MINIらしさを踏襲。先代よりもさらに大型化されたセンター
スピードメーターが目をひく。トグルスイッチもやはりキャリーオーバー。
個性派プレミアムコンパクト。そうは流れを変えられない!?
丸型のキーをスロットに挿してボタンを押すとエンジンスタート。


 
 
 


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