カメラマンになろうと思ったきっかけは?
高校生のとき写真館でアルバイトしたのが縁となり、そのころインスタントカメラが流行っていたこともあって、なにかと持ち歩く機会が多くスナップを撮るのが楽しかった体験が、その後写真を勉強するきっかけになったのだと思います。祖父が古いポラロイドカメラをくれたのですが、おもしろくて毎日持ち歩いていました。
プロを実感した仕事は?
最初にguaranteeをいただいたときからすべての仕事で実感しています。
自分の作風についての自己解説を
物撮りが好きなのですが、じっくり撮るのが好きなのだと思います。だから派手さより静寂なのかなと思いますが、派手も好きです!
今回の作品にタイトルをつけると?
Origination
今回の作品のどこを見てほしいですか?
仕事や旅行でさまざまな場所を訪れたときに撮りためてきたものです。時間をかけて撮影するのが好きなので主に4×5で撮っています。撮影しているうちにレンズを向けるのは、どこへ訪れても場所や国がちがうけれどもどこか共通した、またどこか見覚えがあるランドスケープ、人々であると自分自身気がつきました。
誰にでもあると思うのですが、まったく異なる時間や場所であるのにパズルのようにつながる光景、自身のなかにある原風景とシンクロする光景……。これらまったくちがう場所をつなぎ合わせると逆に自身のなかの原点を感じるのです。私の場合、出身地の長野の記憶であったり、画家である祖父の傍らで見ていた色であったり、毎日の生活のなかの記憶であったり。
自分のライバル(カメラマンに限らず)
自分のライバルは、俺です。 ライバルというか、うまく撮れたかなと思っても「イヤイヤここがだめでしょう」という自分がいつもいて欲しいと思っています。いてくれないと困ります!
これから、こんな仕事をしていきたい
今年に入りある寺院の収蔵品を撮影する仕事をしたのですが、写真の記録としての機能を実感しました。古くから伝えられてきた貴重な品々をありのままの美しさを見せて撮影するということにすごく緊張感をおぼえたというか、資料として後世に残す記録であるのですからどこまで主観を持ち込んでいいのかとか、写真についてまたも考えさせられる良い機会でした。これからもコマーシャルはもちろんなのですが、こういった記録という作業にももっと関わっていきたいと思います。
あと自分への課題なのですが、いままで嫌いだった、学生時代勉強しなかったことを再び学んでいろんな分野に興味を広げたいと思っています。撮影を通してクライアントの方々や取材先のみなさん、また撮影する被写体そのものから教わることが多く「もっと勉強しなければ」と思うことがいっぱいあります。文化財撮影のときは「歴史をもっと勉強しなきゃな」とつくづく思いました。
作品を見たオウプナーズ読者にひとこと
写真を見ていただきありがとうございます。
次のプロジェクトも是非見てください。
www.fixakey.com