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![]() ベルリンにて
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6月の注目公演情報も要チェック!
音楽評論家の吉田秀和さんは、94歳となった今もご健在で、半世紀どころか60年以上も洞察力に満ちた豊かな言葉で、音楽の深遠な魅力とエネルギーを私たちに伝え続ける存在です。昨年12月に『私の好きな曲』(ちくま文庫刊)が新しく文庫になり、他の著作とともにまとめ買いをしました。 文=大門千寿子
世界音楽としての感動的崇高さをもつ『ロ短調ミサ』
今朝、音楽を聴きながらページをめくるとJ.S.バッハ『ロ短調ミサ曲』の章でした。
私も聴いていると心が晴れやかになってくる『ロ短調ミサ』が大好きで、CDも2種類持っています。ローマ帝国の公用語だったラテン語の明るい響きが美しく、ミサ曲といっても堅苦しい印象でないのがいいですね。音楽って本当に世界の共通語だなぁと実感させられ、元気がわいてくるようです。クレド(Credo)と呼ばれる第三部は、「信条」と訳されるのかもしれませんが、“何か自分にとって変らず大切なもの”というふうに置き換えて聴いています。その中でも生命を与えたもう聖霊について歌う7曲目のバスのアリアがことに好きです。 6月に都内で聴けるバッハのコンサートを2つご紹介
主なソリストには『ヨハネ受難曲』『マタイ受難曲』のイエスの名唱でも知られ、オペラだけでなくバッハ演奏をライフワークとしているバリトンの多田羅迪夫さん、盛岡バッハ・カンタータ・フェラインの指揮者も務めるバッハ演奏のエキスパート、テノール・佐々木正利さんなど。 女声はソプラノに野崎由美さん、アルトにアムステルダム音楽院でバロック期の歌唱法をP.コーイ、M.V.エグモントなどに師事した穴澤ゆう子さんを含む精鋭たち。 多田羅迪夫さんがリートや宗教曲だけでなくオペラ歌手としても活躍しているように、穴澤ゆう子さんも宗教曲だけでなくオペラでも活躍しています。06年春にはペーター・コンヴィチュニー演出・モーツアルト作曲『皇帝ティトの慈悲』(ハンブルク州立歌劇場と東京二期会の共同制作)で、男装のズボン役・アンニオを演じ、友情と恋の板ばさみになって悩む若者を好演、生命力にあふれた瑞々しい演唱が印象的でした。 穴澤さんは後半の《マニフィカート》に出演します。「マニフィカートは、magnificat(あがめる)という語に由来し、聖母マリアの受胎告知を讃える曲(ラテン語)。《マニフィカート》のテノールソロには芸大の学部2年生という宮里直樹さんが抜擢され、清冽な美声を披露する予定です。 *演奏時間=約97分(2つのカンタータとマニフィカートの間で20分休憩) 2つの世俗カンタータとマニフィカート 日時│2008年6月6日(金)18:00開場・18:30開演 会場│日本福音ルーテル東京教会 JR新大久保駅下車右へ5分 http://www.jelc-tokyo.org/ 入場料│4000円(全自由席) チケット│東京文化会館チケットサービス 03-5815-5452 二期会バッハ・バロック研究会 090-1705-3508 bach-barock@car.ocn.ne.jp 主催│二期会バッハ・バロック研究会 後援│財団法人東京二期会 多田羅迪夫ブログ http://diary.jp.aol.com/rwkwszjhz/
追:『エンバース 〜燃え尽きぬものら〜』を観終わって
久しぶりの休日に音楽を聴いていると、気になっていた芝居『エンバース 〜燃え尽きぬものら〜』のことがふと脳裏をかすめ、「今日のソワレに間に合うかも!」と思い立って六本木の俳優座劇場へ行ってきました。かつては映画といえば岩波ホール、芝居は俳優座劇場へ通ったものですが、本当に久しぶりです。 長塚京三さんは、NHK大河ドラマ「篤姫」の実父役などではほのぼのとした印象ですが、ロンドンで観たこの芝居「EMBERS」に強く惹かれ、自ら翻訳し上演にこぎつけたというこだわりの作品でした。
INFORMATION 二期会Week in サントリーホール 愉しみの刻 日時│2008年6月9日(月)〜15日(日) 会場│サントリーホール小ホール「ブルーローズ」 公式サイト│http://www.nikikai21.net/concert/week.html 6月9日(月)より15日(日)までの7日間、 サントリーホール小ホール「ブルーローズ」にて、二期会Week in サントリーホール愉しみの刻(とき)を開催。 二期会創立50周年記念「30日連続演奏会」が契機となり、毎年開催されるようになった「二期会週間」は、6回目を迎える本年名称も新たに生まれ変わりました。 会場となるサントリーホール小ホールも改修工事を終え、昨年9月1日にリニューアル・オープンしブルーローズというすてきな愛称がつきました。 思春期の燃えるような純愛から大人の愛の世界へとドレスとタキシード姿の女性歌手たちがへ誘う第一夜、そして竹久夢二などによる装画が施されたセノオ楽譜を展示しながら、宵待草 カチューシャの唄 待ちぼうけ 庭の千草 等大正ロマンの時代を感じさせる名曲の数々をお楽しみいただく第二夜。それに続く5日間もそれぞれに趣向を凝らし、風味の異なる美味しいワインをいただくような馥郁(ふくいく)たる一夜をお過ごしいただけることでしょう。 詳細は上記サイトにてどうぞ。 |
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