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LOUIS XIII|ルイ 13世
本物を求める日本のおとなたちに向け、最高のブランデー ルイ13世の魅力を発信するために選ばれたアンバサダー。ルイ13世の妥協を許さない酒造りに共感した13人の男たちが毎回その魅力を語る。六本木・グランドハイアット東京のバー「マデュロ」にある「ルイ13世ルーム」から発信する、インタビュー。その第一回は、日本を代表するセレクトショップとして、第一線を走りつづけるBEAMSの設楽 洋社長。
文=松尾 大
写真=五十嵐隆裕
30年の記憶がよみがえるはじめてルイ13世を飲んだのは、もう30年以上も前のことになります。京都に伯父が住んでいるのですが、彼が飲むお酒はブランデーだけなんです。その伯父に、とっておきのものということで飲ませてもらったのが、ルイ13世でした。当時、結婚したばかりで、そのお祝いということもあってルイ13世の封を切ってくれました。飲むときに言われたのは、ロックや水割りではなく「この酒だけは生のままいけよ」ということでした。その言葉だけで、特別なブランデーということはわかりますよね。 伯父の言葉に従い、グラスに顔をつけた途端「これは何だ」と思いました。もちろん、それまでにもブランデーは飲んだことはありましたが、かいだことのない香りがそこにありました。いろんなお酒の要素が混じっていたんです。ある種ワインのようなフレッシュささえありました。 それから長い年月、ルイ13世を飲む機会というのはなかったのですが、今回アンバサダーをお受けするにあたり、久びさにその香りをかぐと、30年間の時空を超えて、当時の記憶がよみがえりました。
「BASIC&EXITING」をささげたい酒やファッションにかぎらず、なんでもそうだと思いますが、長く残るものには「芯」に変わらない何かがあります。私は、あたらしいもの好きであるけど、つねにぶれないものをもっています。私たちBEAMSが扱うファッションは、時代の徒花的なものと、もう半分は職人気質で昔気質のいいものです。ベーシックなものをドレスダウンできるのは、「芯」をもっているからこそなんです。
体の中にゆったりとした年月を取り入れる私は、お酒はいろいろな種類を飲みます。ただ、ものすごくたくさん飲むのではなく、強めのお酒を少量という感じでしょうか。ブランデーもしばしば口にします。自宅の書斎の隣にバースペースがあるのですが、ここで就寝前にナイトキャップとしてシガーと一緒に愉しんでいます。ファッションというサイクルの速い業界にいて、つねに変化のなかにみずからを置いているので、ルイ13世のように、ゆったりと長い時間かけて造られたものを自分に取り入れるというのはとても大切な時間だと考えています。それに、飲むとα波が出て、精神状態がとてもいいものとなります。ルイ13世というと高級なイメージばかりが先行してしまっていますが、ほんの一滴でもいい、口をつけると、なぜこのブランデーが本物と呼ばれるのか、理解できると思います。 BEAMS代表取締役社長。1951年、東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。75年電通入社。SP局にてプロモーションディレクター、イベントプロデューサーとして活躍。広告電通SP賞、イベントプロデュース賞受賞。76年電通勤務の傍らビームス設立に参加。83年電通退社、ビームス・新光専務取締役就任。88年より現職。ニューヨークADC賞、デザインエクセレントカンパニー賞 受賞。 ![]()
Gallery | ルイ13世 Chapter 3 アンバサダーインタビュー 設楽 洋 Gallery
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