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2008.06.05

野宮真貴 単独インタビュー
リサイタル Vol.2 『エレガンス中毒』を終えて。。。

先日、青山スパイラルホールにて2008年4月3日より6日までの3日間、全6公演という怒濤のスケジュールでおこなわれた野宮真貴リサイタルVol.2『エレガンス中毒』。

菊地成孔さんの音楽、林巻子(ロマンチカ)さんによる演出、岩谷俊和氏さんデザインによる衣装、そして野宮さんの歌。そのすべてにおいて"パーフェクト"で、そして"エレガンス"であった今回のリサイタルに、感動をおぼえた方はおおかったのではないでしょうか。

今回は、すでにつぎのプロジェクトへむかって動きはじめている野宮真貴さんに、リサイタルを終えてみての感想、そして次回のリサイタルへ意気込みを中心に、いろいろとお話をしていただきました。


Stage Photo by Taisuke Ota
Display Photo by Hiroyuki Sato

─今回のリサイタルVol.2『エレガンス中毒』を終えて、率直な感想を教えてください。

『エレガンス中毒』を終えて、一ヶ月くらいは、すっかり空っぽになってしまいました(笑)。
昨年(07年)から始めたリサイタルという名のシアトリカルなステージは、ソロ活動がはじまって以来、ずっと探してきた答えでした。音楽とファッション、映画、文学といったさまざまな要素をひとつの物語として見せるという試みが、私のリサイタルです。そして、今回は「エレガンス」をテーマにして、「武器を花束に変えて……」というメッセージとともに、野宮真貴の新しい方向性を表現できたのではないかと思っています。


─前回のリサイタルVol.1『JOY』とのちがい、そしてあらたな手ごたえを感じた部分はありますか?

音楽監督の菊地成孔さんが、書き下ろしてくれた「年下の男」「年上の男」という曲は、今回のリサイタルのテーマ曲で、私が踏み込んだことのない世界観でした。大人とエロスにチャレンジですかね。
その世界観を、素晴らしい感性で目に見える形にしてくれた、演出家の林巻子さんには感謝しきれないくらいです。

衣装を担当してくれたのは、岩谷俊和さん。
豪華なクリスタルや羽飾りをふんだんにつかった、スケールの大きな衣装をオリジナルで制作してくれました。衣装が素敵だと、気分が高揚して、自信を持ってのぞめるので、私のステージには不可欠な要素なんです。
振り付けはセンスが問われる分野なので、横町慶子さんの絶妙なさじ加減と表現力を信頼していますね。
ヘアメイクの冨沢ノボルさんは、気心の知れた長年の付き合いで、ムードメーカーの彼の存在は、私の薬箱(?)です。もちろん、ヘアメイクは私の事を知り尽くしているので、パーフェクトです。
その他にも、約50人ものスタッフひとりひとりが、プロとしての役割に力を尽くしてくれたからこそ、私がステージに立っていられるということにとても感謝しています。

─ご自身の名場面を3つ挙げてください。

「年上の男」の演出ですね。
歌と台詞とMCと演技のすべての要素が入っていたので、もっとも緊張した一曲でした。


「年下の男」の演出は、こんかいのリサイタルの見所のひとつで、ダンサーふたりとの絡み、タンゴにはドキッとしたでしょう?次の曲の「麻酔」につながる流れも素敵だと思いました。
あとは、「拝啓ミスインターナショナル」で、純白のお姫さまドレスのスカートからダンサーが登場する瞬間!観客の驚きの声を聞くのが楽しみでした。
─今後の展望、挑戦してみたいことはありますか?
まずは、来年に向けてスキルアップ!
そして、リサイタルのための新しい音楽を確立したいですね。少しユーモアのあるものにも挑戦してみたいです。
なにより、このリサイタルを長くつづけていきたいと思うのと、海外でもやってみたいですね。

─最後にひとこと、お願いします。

リサイタルをどんなに言葉で説明しようとしても、なかなかつたわらないのが、歯がゆいのです。
とにかく、いちど足をはこんでみてください!
「騙されたと思って」という表現があるけれど、確実にあなたを美しく騙す自信があります。


リサイタル使用楽曲
第一部
1.フォーエヴァー・モーツァルト(作詞/作曲 菊地成孔)
2.エレガントの怪物(作詞/作曲 菊地成孔)
3.年上の男〜31 ans de differences(作詞/作曲 菊地成孔)
4.きみになりたい(作詞/作曲 小西康陽)
5.キャッチー(作詞/作曲 小西康陽)
6.Question Girl(作詞/作曲 futon)
7.愛のさざなみ(作詞 なかにし礼、作曲 浜口庫之助、編曲 菊地成孔)
8.東京は夜の7時(作詞/作曲 小西康陽、編曲 菊地成孔)

第二部
1.森の恋人だち(作詞 野宮真貴、作曲 須永辰緒)
2.バカンス・ノワール48°C(作詞/作曲 菊地成孔)
3.年上の男〜31 ans de differences(作詞/作曲 菊地成孔)
4.麻酔(作詞/作曲 菊地成孔)
5.ヴィーナスからアントワネットまで(作詞/作曲 菊地成孔)
6.拝啓ミス・インターナショナル(作詞/作曲 菊地成孔)
7.Twiggy Twiggy(作詞/作曲 佐藤奈々子、編曲 菊地成孔)

アンコール
甘い生活(作詞 小西康陽、作曲 テイ・トウワ)

野宮真貴

歌手、エッセイスト、女優、モデル、ナレーター、ファッション・デザイナー。
81年、ムーンライダーズの鈴木慶一プロデュース『ピンクの心』でデビュー。その後、ポータブル・ロックのヴォーカリストとして活躍。東京ニューウェイヴ・シーンの歌姫として愛される。90年、ピチカート・ファイヴに3代目ヴォーカリストとして参加。2001年、解散。
ソロ・アルバム2枚目『レディ・ミス・ワープ』(02)を皮切りに、ディナーショー・スタイルの『ドレスコード』(04)、完全フロア対応の『PARTY PEOPLE』(05)などの趣向を凝らしたアルバムを発表し、草野マサムネ、槙原敬之、クレイジーケンバンド、須永辰緒、菊地成孔、m-flo、FUTON(バンコク)……といった多種多様なアーティストたちとのコラボレーションにより、あらたな魅力が花開いている。

http://www.missmakinomiya.com

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