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BMWのハイブリッドは2009年中に生産開始
BMWはデトロイトショーにおいて、大型車向けのハイブリッドシステム『アクティブハイブリッド』を「7」「X6」両シリーズのコンセプトカーに搭載して発表した。 文=ジラフ 燃費は従来のエンジンから15%低減
このハイブリッドシステムはV型8気筒ガソリンエンジンに、8段AT、回生時に発電機を兼ねる駆動用のモーター、そして120Vのリチウムイオン電池ユニットを組み合わせたもので、トヨタのプリウスと同様のシリーズ・パラレル式ではなく、ホンダのインサイトにも搭載されるパラレル式が採用される。このシステムを使用することによって、燃費は従来のエンジンから約15%低減させられるという。
パラレル方式では、エンジンの始動や加速時にアシストとしてモーターを利用するが、このBMWの『アクティブハイブリッド』は、リチウムイオン2次電池の容量が800Whであることから、セルの電流容量は6.5Ah程度とみられる。 ![]() またインバータなどを搭載する制御ユニットは、放熱を考慮しエンジンより高い位置に設置されることが通常だが、『アクティブハイブリッド』ではオイルパンの横という低い位置が採用された。 これは、その制御ユニットを強度の高いアルミダイキャスト製のボックスに納め、オイルパンだけでなく変速機にもねじ止めすることで、剛性をアップすることが目的のようだが、エンジンが内側排気という構造上、エンジン上部が高温になりやすいということも影響していると考えられる。 この『アクティブハイブリッド』は2009年中に生産が開始されるという。 BRAND HISTORY “キドニーグリル”と丸目四灯ヘッドライトにより、ひと目でそれとわかるフロンマスクが特徴のBMW。日本の輸入車市場においても常に高い人気を誇っているが、その名前が何を意味するのか、即座に答えられるひとは意外に少ないのではないだろうか。 Bayerische Motoren Werke(バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ)。直訳すれば「バイエルン地方のエンジン工場」という意味だ。前身だったラップ社は、カール・フリードリッヒ・ラップが1913年にドイツのバイエルンに設立した航空機用エンジンのメーカーで、おなじバイエルンの機体メーカーのオットー社と組んで、ビジネスを成功に導く。1916年にはバイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ有限会社と改称。2年後には株式会社に組織変更するとともに、バイエルンの青い空と白い雲をイメージしたプロペラのロゴマークを登録している。 その後も革新的な技術により存在感を高めたBMWだったが、第一次世界大戦の敗戦により、航空機エンジンの製造中止を余儀なくされた。そこでBWMは、もてる技術をモーターサイクルに注ぎ、1923年にはシャフトドライブの「BMW R32」を発表して注目を浴びることに。しかし、それだけでは飽きたらず、オースチンセブンをライセンス生産するディクシー社を買収。これにより自動車ビジネスの足がかりをつかみ、1929年には「BMW3/15 PS」を発売、自動車メーカーとしての歴史をスタートさせている。 ちなみに、BMWと深い関係にあったオットー社は、ガソリンエンジンの理論を確立したニコラウス・アウグスト・オットーの実の息子であるグスタフ・オットーが創立した会社。BMWが内燃機関にこだわるのは、このあたりに理由がありそうだ。
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