サルーンであり、ドライバーズカーでもある
かつてベントレーには「フライングスパー」を名乗るサルーンが存在していた。当時、もっともスポーティなクーペをベースに1957年に生まれたフライングスパーは、グランツーリズモの資質を受け継ぎながら、高い居住性と優雅で上質な仕立てられたキャビンを備えることで、称賛の的となった。
それから半世紀を経た2005年、フライングスパーの名が復活する。「コンチネンタルGT」の登場から2年、かつてのごとく、最新のグランツーリズモをもとにつくり上げられた高性能サルーンこそが、この「コンチネンタル フライングスパー」なのだ。
精悍なフロントマスクや短いフロントオーバーハングがコンチネンタルGTとの強い絆を意識させる一方、320mm延長されたホイールベースのおかげで、ラグジュアリーサルーンにふさわしいスタイルと、後席のスペースを確保している。
かといって、コンチネンタル フライングスパーがショーファードリブンの色を強めたと見るのは早計。それはコンチネンタルGTに引けを取らない性能からも明らかで、ボンネットの収まるW12ツインターボはどんなときでもドライバーの期待に応えるパワーを絞り出し、ふだんは快適なエアサスペンションも、いざとなればボディサイズを感じさせないほどスポーティなハンドリングを示すのだ。
サルーンでありながらもドライバーズカーにこだわるクルマづくりは、まさにベントレーの伝統である。
ベントレー コンチネンタル フライングスパー
ボディ|全長5310×全幅1930×全高1480mm
エンジン|6.0リッターW型12気筒ツインターボ
最高出力|411kW[560ps]/6100rpm
最大トルク|650Nm[66.3kgm]/1600rpm
駆動方式|4WD
トランスミッション|6段オートマチック
価格|2230万円
(2008年5月26日現在)