VENTURA ヴェントゥーラ

1990年にピェール・ノッブス(写真右)によって設立。当時、多くの時計メーカーが懐古的なスタイルを掲げるなか、ヴェントゥーラの革新的なウォッチスタイルは、世界中のウオッチピープルに鮮烈な印象を与えた。ヴェントゥーラが初めて手がけた「ウォッチ・フレミング・ボー・ハンセン」は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションに認定されているほどだ。

そのユニークなデザインを生み出すのは、インテリアデザインの巨匠、ハンネス・ヴェットシュタイン(写真左)とパオロ・ファンチェッリ。機能性を重視したヴェントゥーラのデザインは、ブレイクスルーでありながらつねにハイレベルな使い心地を念頭に置いている。デジタル書体にもこだわりをもち、植字の第一人者であるアドリアン・フルティガーを起用することで、継ぎ目のないデジタルフォントを実現した。

デザインだけでなくメカニズムの分野でも異彩を放ち、自動巻きローターで自家発電が可能なデジタルムーブメントを独自で開発。従来のリューズの概念を覆した特許取得の「イージースクロール」システムや、耐傷性に優れた「チタノックス」、「ドゥリノクス」を開発するなど、時計製造に惜しみない情熱を注ぎ込む。デジタルウォッチを手がけるブランドとしては異例のことだが、ヴェントゥーラは、通の時計ファンからの評価もきわめて高い。

【創業年】1990年
【創業地】スイス チューリッヒ
【主なシリーズ名】v-tec、SPARC