REBIRTH PROJECT|伊勢谷友介|「Lee BIRTH PROJECT」

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デッドストックを“蘇生させる”イメージから広がったデザイン

龜石 そこでまず、僕らのなかでコンセプトだったりどういうものを、っていうところを考えて。

AEDマークをあらわすハートに雷を組み合わせたモチーフ

伊勢谷 そこに藤本明くんというデザイナーがくわわって。彼が、こういう死んでるアイテム、いわゆる“デッドストック”を生き返らせるっていう意味でAEDマーク(※註|AEDとは、心肺停止の仮死状態に対し電気ショックを与える治療機器を指す)を使った。Leeのアイコンを用いて、馬がカウボーイの心臓マッサージをしているようなビジュアルつくったりとか。デニムのデザインのひとつであるイカヅチも、AEDの電気やエレクトリカルなものがイメージ。蘇生されたジーンズであるということを表しています。

葛西 そうそう、AEDの電気ショックを表現している。雷ということばも“神鳴り”とかけて、生き返る可能性のようなものを表わしています。ちなみにこのAEDマークは、Leeさんとのプロジェクトに限らず、これから僕らリバース・プロジェクトが何かを蘇生させるときには必ず使っていくというアイコン的なものなんですよ。

伊勢谷 いいですよね、ハートにイカヅチ。

葛西 今回はまず、A品で300本ほど製作しました。デニムは基本的に加工前のウォッシュをしていない状態のものに、紫外線による抜染をほどこして。表面をレーザーで焼いているんですね。ちなみにケミカルレス・ウォーターレスでできる工程なんです。それが可能な機械も、Lee Japan取締役/ディレクターの細川秀和さんにご紹介いただいた岡山の工場にあるのですが。何年か前にレーザー抜染が流行った時期にかなり高額な資金を投じて機械を導入したらしいのですが、それも使われなくなってしまっていたそうで。

リバース・プロジェクト HATCH YOU代表/プロデューサー 葛西信博さん

「Lee BIRTH PROJECT」ウィメンズも登場。

伊勢谷 デニムだけでなく、機械もリバースさせた。しかも出来上がったデニムを見たら思ったより形がいいんですよね。すごく足長く見えるし。こんなふうに少しデザインが入っていると、Tシャツに合わせただけでもデニムスタイルに変化が付けられると思う。大人にもぴったりハマるグラフィックなんですよね。

葛西 今回はレギュラーストレートとタイトストレートの2型で、メンズとウィメンズともに2型ずつ。限定数で出しています。