REBIRTH PROJECT|伊勢谷友介|「Lee BIRTH PROJECT」

REBIRTH PROJECT|伊勢谷友介|「Lee BIRTH PROJECT」

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REBIRTH PROJECT|リバース・プロジェクト

Leeとのコラボレーション「Lee BIRTH PROJECT」

リバース・プロジェクト伊勢谷友介さんらにインタビュー

シーズンが過ぎるとともに店頭から外され、不良在庫として眠らざるを得なくなる衣料がどれだけ多いことか。それはまさに大量生産・大量消費時代の産物なのだろう。そこにクリエイティビティをもって挑むリバース・プロジェクトのあらたな試みが、今回発表された「Lee BIRTH PROJECT」。ひょんなアイデアから生まれた“蘇生計画”について、リバース・プロジェクトの伊勢谷友介さん、龜石太夏匡さん、葛西信博さんに話を聞いた。

Text by OPENERSPhoto by JAMANDFIX

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社会のひずみから生まれる問題に、
自分たちの好きなデニムというテーマで取り組んだ

そもそも、伊勢谷友介さんが率いる「REBIRTH PROJECT(リバース プロジェクト)」とは何なのだろうか。ひとことで言うと、“人類が地球に生き残るためのプロジェクト”である。衣食住のさまざまな分野において社会のなかに山積みにされている問題に対し、未来に向け、自分たちで解決できる方法を模索していく――という活動全般をさす。

衣の分野は「HATCH YOU(ハッチ・ユー)」、食は「HOUSE475(ハウスヨンナナゴ)」、住は「THE SPIKE SHOW(ザ・スパイクショー)」というネーミングで活動しているが、今回話を聞いたのは「HATCH YOU」でのプロジェクト。デニムブランドのLeeとコラボレイトした「Lee BIRTH PROJECT(リー バース・プロジェクト)」だ。

龜石 僕は昔洋服屋をやっていたんですけど、アパレルが抱える不良在庫というものはすごく重要な問題だとずっと考えていたんです。従来だと安価でアウトレットで販売されたり、倉庫に置かれたり……サンプルセールをやっても売れないものは廃棄処分、つまりは燃やしてしまうっていう。でもそれって、すごく勿体ないことじゃないですか。そこに何かできないかと考えたのが今回の「Lee BIRTH PROJECT」のきっかけですね。

リバース・プロジェクト代表 伊勢谷友介さん

伊勢谷 衣類は、本当に必要な量の1.5倍のものが作られているそうなんです。大量生産・大量消費の仕組みのなかだと、どうしても残っていかざるを得ない。

今回「Lee BIRTH PROJECT」によって生まれたデニム

龜石 そう。在庫であったり余剰なものって必ず生まれるんですよね。どんな分野でも。結局昔のものは忘れ去られて価値がなくなると捨てられてしまうということがつづいてしまっている。じゃあ本当は捨てられてしまうようなものに、僕らのクリエイティビティを落とし込んだら、何かちがうものに生まれ変わらないだろうか、って考えたんです。で、僕らがデニム好きということもあってデニムで何かやってみたい、となって。REBIRTH……リバース……リーバース……ん!? 「Lee BIRTH」!?、という感じでアイデアが湧いてきて。

一同(爆笑)

伊勢谷 なんなの(笑)!? 真面目に話すと見せかけて、そのいきなりのダジャレ(笑)。

龜石 まぁまぁ(笑)。そんな感じで名前を考えて。そこからの行動は早くて、知人を通して2日後にはLeeさんにアポイントを取っていましたね。

リバース・プロジェクト副代表 龜石太夏匡さん

「Lee BIRTH PROJECT」ペイズリーモチーフのもの。

葛西 ちょうどLeeさんも、在庫にかんしてはアウトレットや郊外の格安ショップで売るという方法もあるけれど、何かもう少しちがったアプローチで販売ができないか、って模索していたようで。そこに僕たちリバース・プロジェクトのもっているテーマがフィットしたようです。僕らは最初、そういった在庫を買い取って細々と売ろうとしていたんですが、Leeさんからもちゃんとやりたいとの希望もあって、今回Leeのプロジェクトを僕らがプロデュースする、というかたちになったんです。今回は第1弾としてA品、つまりデッドストックですね。つい最近までは店頭にあったけれどシーズンが古くなって在庫になってしまったものからのスタートです。今後はB品C品と呼ばれる廃棄寸前のものまで手をくわえていこうという計画も、あります。