ラドー|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|RADO

バーゼルワールド 2015 現地レポート

RADO|ラドー

ラドーが目指した美しいセラミックス素材の追求(1)

2015年のラドーは、コンセプトを“現代の錬金術”と定め、得意とするハイテクセラミックス製の時計を大挙登場させた。ラドーは他のブランドとは異なり、金属ではないセラミックス素材を駆使し、より強く、より軽快な時計を紡ぎ出そうとしている。

Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinori

縦横にあたらしいセラミックス時計を生み出す

RADO|ラドー

ラドーの歴史は、異素材との格闘の歴史と言っても過言ではない。ハイテクセラミックスへの取り組みも、最初に取り組みをしたブランドとして知られており、2015年は、そんなハイテクセラミックスウォッチが次々にリリースされる予定だ。

注目したいのは、チョコレートブラウンのセラミックスモデルであり、これは従来にはまったく見られなかったカラーリングで、あたらしいエレガンスを腕時計にもたらすものだ。

これらにくわえ、メタリックカラーのプラズマセラミックスモデルの充実や日本で先行発売される「トゥルー」の新作にも注目が集まっていた。“MODERN ALCHEMY”(モダン・アルケミー)=現代の錬金術を、2015年のラドーは製品コンセプトに掲げているが、メタルではない素材で、メタル以上の強さと価値を持つ時計を生み出すラドーは、まさに「現代の錬金術師」と呼ぶに相応しい。

初のチョコレートブラウンのセラミックス

チョコレートブラウンは、近年、文字盤カラーとして採用例が見られるようになったが、セラミックスのケースカラーに用いられるという発想は、業界初となる。

ハイテクセラミックスには、ラドーが得意とする技術があり、専用の高温炉でケースを焼成して、初めて生まれたものだ。ブラウンに発色したモノブロック構造のケースやブラウンのパーツを繋ぎ合わせたブレスレットは、ポリッシュもしくはサテンに仕上げられ、時計の表面に微妙な明暗を生み、美しい立体感を生み出している。

同色で仕上げた文字盤、ローズゴールドで表面を仕上げたリューズ、インデックスや針とも絶妙にマッチし、デザインの統一感も取れている。ハイテクセラミックスゆえの耐傷性の高さも魅力的だが、もはやセラミックス時計もデザインで選ぶ時代が到来している。

tp1

ハイパークローム ブラウンセラミックス
ケース|ブラウンハイテクセラミックス
直径|42mm
厚さ|10.2mm
ムーブメント|自動巻き(Cal.2892-A2)
機能|日付表示
ストラップ|ブラウンハイテクセラミックス
防水|10気圧
発売時期|11月
価格|37万8000円