ブランパン|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|BLANCPAIN

バーゼルワールド 2015 現地レポート

BLANCPAIN|ブランパン

創業280周年の老舗ブランド

腕時計として存在感のあるデザインとは何か(1)

ブランパンは現在する最古の時計ブランドとして、知られている。そんなブランパンのクラシックシリーズが「ヴィルレ」コレクションだ。クラシックを知り尽くしたブランパンは、「ヴィルレ」コレクションで芸術的なユニークピースモデルを登場させた。

Text by KAWADA Akinori

芸術的モデルでも、スポーツモデルでも魅せる

創業280年を迎える、2015年のブランパンのバーゼル発表モデルは、ドレス系からコンプリケーションまで、非常にバランスの取れたラインナップだ。しかし、視覚的なインパクトという点では、「ヴィルレ」コレクションに注目せざるをえない。

なかでも強力なインパクトを生み出しているのは「ヴィルレ シャクドー」だ。

それぞれがユニークピースとなるモデルは、日本古来の金と銅の合金“赤銅”を使用し、インドのガネーシャ神をかたどるなど芸術的な文字盤を作り上げている。

BLANCPAIN|ブランパン

一方、控え目なデザインに感じられる「ヴィルレ ラージデイト」は、6時位置の日付表示に強い印象が残る。

さらに、深みのあるブルー&グレーの「オーシャン コミットメント バチスカーフ」、トゥールビヨンとカルーセルを同時搭載した「L-エボリューション」、昼夜表示が鮮やかなレディスの「デイ ナイト」と押し出しの強いモデルが続々とリリース。編集部が注目する3本を選び、紹介していこう。

4つの技法が渾然一体となった芸術品

日本古来の合金で、モデル名の由来になった“赤銅”、金糸を表面に張り巡らす象嵌細工“ダマスキネ”、そして繊細な手彫金“エングレーブ”が、文字盤でひとつになった技術的遺産の集合体と呼びたくなる1本だ。

赤銅は「赤」の文字が入るにも関わらず、金と銅を合金とし、銅から発生する緑青で発色するため、緑がかったブラックとなる。古来から刀剣や装飾品に用いられてきた貴重な合金で、文字盤が作られている。

そこに繊細な溝を掘り、金糸を打ち込み、さらに精緻な彫金を施して細やかな“座”のような装飾とする。そして、手彫金で作り上げたインドの厄除けの神様であるガネーシャ神をセットする。この文字盤以外に3種類、合計で4種類の文字盤が製作され、それぞれ絵柄の異なるユニークピースとなる。真の芸術品と呼ぶに相応しいモデルである。

BLANCPAIN|ブランパン

ヴィルレ シャクドー
ケース|18Kレッドゴールド
直径|45mm
厚さ|8.3mm
ムーブメント|手巻き(Cal.15B)
ストラップ|アリゲーター
防水|3気圧
限定数|1本
発売時期|発売未定
予価|1688万400円