キャデラックの新フラッグシップの名前は「CT6」|Cadillac

キャデラックの新フラッグシップの名前は「CT6」|Cadillac

CAR NEWS

Cadillac CT6|キャデラック CT6

キャデラックの新フラッグシップの名前は「CT6」

メルセデス・ベンツ「Sクラス」やBMW「7シリーズ」のライバルとなる、キャデラックのフラッグシップセダンがニューヨーク オートショーで公開された。あたらしいネーミングはキャデラック「CT6」で、これまでのトップモデルであった「XTS」の実質的な後継車となる。同時にこのCT6は、キャデラックが2020年までに発表を予定している新型車8モデルのうちトップを飾る1台でもあり、キャデラックのネーミングやラインナップが再構築されることも意味している。

Text by SAKURAI Kenichi

「CT6」を皮切りに2020年までに全8モデルをリリース

ニューヨーク ショーで公開されたキャデラック「CT6」は、同ブランドのあらたなるフラッグシップモデルだ。これまでのキャデラックのラインナップ中トップにあったのはフルサイズセダンの「XTS」だが、CT6はその実質的な後継モデルとなる。珍しいことに、今回ニューヨーク ショーでの発表と同時にインポーターであるゼネラルモーターズ・ジャパンによって、日本への導入計画も発表された。

米本国でフラッグシップモデルだったXTSはゼネラルモーターズ・ジャパンによる正規導入がなされていなかったモデルだが(GMの正規ディーラーであるヤナセが並行輸入の形で販売)、キャデラックはCT6の開発にあたり国際市場を意識したグローバルモデルと位置づけ、その一環として日本導入も早々と発表したということである。このあたりにも、キャデラックの積極的でしたたかなグローバル戦略が見え隠れしている。

Cadillac CT6|キャデラック CT6
Cadillac CT6|キャデラック CT6

キャデラックではラインナップの再構築のために12億ドル(邦貨約1,430億円)の投資をすでに決定しており、2020年までに新型車8モデルの発表を予定している。CT6は、GMがいよいよ本格的にキャデラックを米国のラグジュアリーブランドから、グローバルラグジュアリーブランドに成長させるための最初の一歩であり、重要な戦略モデルなのだ。

そうしたグローバル戦略の一環として、キャデラックは今後、車名やラインナップの再構築をこのモデルを皮切りに敢行。キャデラックはすべてを発表してはいないが、メルセデス・ベンツ「Sクラス」やBMW「7シリーズ」のライバルとなるLセグメントをCT6が担当し、これまでのEセグメントモデルである「CTS」は「CT5」に、Dセグメントをカバーしていた「ATS」は「CT4」に車名を変更してモデルチェンジがおこなわれるものと予想されているが、前述の変更後の車名は、あくまでも周辺関係者に証言に基づくプレス関係者の予想に過ぎないことをあらかじめお断りしておく。

Cadillac CT6|キャデラック CT6
Cadillac CT6|キャデラック CT6

キャデラック関係者によれば、第3世代にあたる現行CTSが世界的に評価されていることを念頭に置き、今回「CT」の後に数字で車格をあらわすネーミングシステムを採用したとのこと。ちなみに当初、事前にリークされていたニューモデルの車名は「LTS」であり、文字通りLセグメントのスポーティセダンを意味していたと考えられる。本国でも「XTS」のフルモデルチェンジや「XTS」後継モデルと大きく謳っていないのは、ラインナップの刷新を印象づけるためだと考えても良いだろう。

いっぽうでは余計なお世話だが、通常車名に数字を使用する場合は、ライバル車よりも上に見せる意味を込め、例えばBMW 7シリーズに対するアウディ「A8」のようにあえて大きな数字を当てるものだが、そうしたセオリー下にないことを疑問視する声もニューヨーク モーターショーのプレス関係者から聞かれたのも事実。果たしてこのCT6の上に位置するモデルは登場するのか、はたまたラグジュアリーSUVとしてアイコンとなっている「エスカレード」はどうなるのかなど、興味は尽きない。