和醸和楽|第19回 新店舗で、みちのく福島のおいしいお酒を「泉屋」
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2015年3月6日

和醸和楽|第19回 新店舗で、みちのく福島のおいしいお酒を「泉屋」

新店舗で、みちのく福島のおいしいお酒を 「泉屋」

郡山市は福島県の中心部に位置し、東京からだと東北新幹線で約1時間20分ほど。人口34万人の商業地です。店舗の目の前に広がる開成山公園は、街のシンボリックな緑地公園として市民の憩いの場となっています。

文・写真=和醸和楽

“開物成務”の精神で、日本酒ファンの開拓をつづけていこうと思います

この地は、かつて大槻原野と呼ばれ、わずかな田畑があるだけの貧しい土地でした。

地元商人を中心に、「開成社」なる結社を設立し、猪苗代湖から灌漑施設を整備し、安積原野の開拓という夢への一歩が踏み出されました。この動きに新政府官僚であった大久保利通が注目、一気に安積疎水実現へ向けて大きく動き出したのです。

西南戦争や大久保利通の暗殺など、歴史の大きなうねりのなかを潜り抜けて、明治12年、士族授産最大の事業であり、国営による農業水利事業が着工しました。久留米、岡山、土佐、松山、米沢といった諸藩からの入植者をはじめ、延べ85万人の力により明治15年に完成の運びとなりました。通水式には、岩倉具視や松方正義も参加したということからも歴史的な大事業であったことが計り知れます。

※開成とは、『易教』の「開物成務」を略したもの。「物を開き、務めを成す」と読み、いろいろなことを開発し、事業を成し遂げることという意味があります。

昨年7月に、新店舗を建てました。敷地などの面からも別の場所への移転も考えましたが、泉屋の創業地でもあり開拓者精神溢れたこの地に軸足を置くことを決めました。
日本酒離れといわれ久しいですが、今後も“開物成務”の精神で、日本酒ファンの開拓をつづけていこうと思います。

ちょっと広い目で見て、“ふくしま”は……
会津・中通り・浜通りと、地域でそれぞれの食文化をもっており、バラエティに富んでいます。
雪深い会津では、保存食や発酵系の食文化が発達しています。お蕎麦やラーメンもレベルが高いですね。
中通りは盆地ゆえの寒暖の差で、果実の栽培が盛んにおこなわれています。

太平洋に面する浜通りは、新鮮な魚介類が水揚げされ賑わいをみせています。
また、温泉も各地に点在しており、宿泊での利用はもちろんですが、気軽に日帰りで利用できる施設もたくさんあります。
日本酒の世界においても“地酒のデパート”ともいわれ、各蔵が個性豊かな酒質を表現しており、きっと皆さまに楽しんでいただけることと思います。
ぜひ、「みちのく福島」へおいでくださいませ。そして“開成”の泉屋へも。

泉屋
福島県郡山市開成2丁目16-2
Tel. 024-922-8641
Fax. 024-933-8085

           
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