4つのドアを持つ、ベントレーの愉悦|Bentley

4つのドアを持つ、ベントレーの愉悦|Bentley

CAR FEATURES

Bentley|ベントレー
ショーファーサルーンで京都をめざす

4つのドアを持つ、ベントレーの愉悦

大阪の中心部にそびえる5つ星ホテルから、京都の奥座敷、嵐山・嵯峨野へ。ベントレーのプレステージ4ドアサルーン「フライングスパー」と「ミュルザンヌ」に乗り、至極のドライビングエクスペリエンスを愉しむ。

Text by TAKEDA Hiromi Photographs by HANAMURA Hidenori

その歴史はベントレーボーイズとともに

ベントレーは生粋のスポーツカーメーカーだ。しかし、それは自動車のヒストリーに詳しいカーマニアでもなければ、意外におもえることかもしれない。

1919年の創業直後から、ヴィンテージ期における世界最高位にランクされるスポーツカーを製作していたベントレー。1924年から1930年にかけて、裕福なアマチュアドライバー有志によって結成されたワークスチーム「ベントレーボーイズ」とともに、ル・マン24時間レースでは5回もの総合優勝を獲得したという歴史を持つ。

1930年のル・マンで優勝したベントレー

ベントレーを象徴するエンブレム“フライングB”

もちろん、それは過去の栄光に限った話ではない。21世紀に入ってル・マンへの復活を遂げ、2003年には「スピード8」とともに、実に73年ぶりとなるル・マン制覇を果たし、スポーツカーメーカーとしての魂はいまも連綿と生き続ける。そんな高貴な血統を受け継ぐ2ドアクーペ/コンバーチブルの「コンチネンタルGT」シリーズは、当代最高の全天候型超高速GTカーとして、いまや世界中のファンから絶大な支持を受けている。

しかしそのいっぽうで、ベントレーの本質はサルーン、つまりセダンにあるとも言える。特に1930年代以降には素晴らしいサルーンの数々を世に送り出し、スポーツマインドを持つ裕福なエンスージアストたちのもと「日常を楽しむためのベントレー」として愛好されてきた。