広大な風景へのオマージュが込められた2015年春夏コレクション|Ouur
FASHION / WOMEN
2015年2月23日

広大な風景へのオマージュが込められた2015年春夏コレクション|Ouur

Ouur|アウアー
ジョージア・オキーフよりインスピレーションを得て創作

広大な風景へのオマージュが込められた2015年春夏コレクション

コレクションに込められた想いは、「すべてから解き放たれ、自分と向き合い、必要十分なものと暮らすことの幸せを」―― 米・ポートランドでライフスタイルマガジン『KINFOLK』を出版する「Ouur studio」とアクタスが共同でプロデュースするブランド「Ouur(アウアー)」の2015年春夏コレクションは、米・ニューメキシコの大自然に魅了されて制作活動をつづけた女流画家、ジョージア・オキーフよりインスピレーションを得て創作された。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

雑誌『KINFOLK』の世界観を体現するファッションブランド

『KINFOLK』の創刊者であり、編集長のネイサン・ウィリアムスが、クリエイティブディレクターとして立ち上げたポートランド発のジェネラル・ライフスタイルブランド「Ouur」。

Ouurは、「ありのままの、美しい暮らし」というコンセプトのもと、すべてのプロダクト、コミュニケーションビジュアルは、ネイサン・ウィリアムスのディレクションによって世に送り出される。

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大地を感じさせる色と、特徴的なカッティング

2015年春夏コレクションは、ジョージア・オキーフのマスキュリン的女性像をベースに、彼女自身のライフスタイルからインスパイアされたもので、砂と風によって作り出される荘厳で広大な風景へのオマージュを込めて作られた。

テーマカラーのベースは、大地を感じさせるBone(ナチュラルホワイト)、Adobe(ベージュ)、Red Earth、Black、Sage、Smoke(グレイ)の6色で、さらにWhite、Khaki、Navyなどが差し色として使われる。

素材は、オキーフが実際に過ごしたメキシコの荒野を彷彿とさせるドライな空気感と相反するウェット感に着目。逆説的な捉え方により表現しているのがおもしろい。ディテールは、荒野のデコラティブな場所にオキーフ自身が暮らす家の直線線的な佇まいからインスパイアされたカッティングなどが用いられている。

余分な要素をそぎ落としたエアリーなファブリックや、シンプルで自然なやわらかさを感じさせるシルエットが特徴で、「ありのままの、美しい暮らし」というコンセプトを具現化している。

問い合わせ
アクタス
Tel. 03-5269-3207
https://www.ouurstudio.jp/

           
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