戸田恵子|私がいま一番私らしくいられる場所
Lounge
2015年3月13日

戸田恵子|私がいま一番私らしくいられる場所

あっという間に過ぎてしまった12月のライブプチツアー

私がいま一番私らしくいられる場所――

「歌」のステージ。とても力が入ります。力が入るわりに残念ながら年2回ほどのごくわずかなライブステージ!
だからこそ貴重な時間、貴重な場所でもあるのです。自分の言葉で皆さんとお話ができ、昨日泣いたことも明日からの生き方も。オリジナルの楽曲以外でも旬の歌やその時自分の胸に響いた歌を『私』というファクターを通して届けられる場所。

まとめ=K-co Toda


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『夜空ノムコウ』のギターの引き語りに挑戦!

「BGブランド」の立ち上げから一緒にやっている“ブラザーGO”こと植木 豪くんのパフォーマンスの力も借りて、六本木STBでのライブは年2回ペースが恒例となりつつあります。2009年は5月のSTB139(スイートベイジル)ライブ。そして年の瀬のSTBライブ、名古屋Blue Note、そして横浜グランドインターコンチネンタルホテルでの初ディナーショーとX’masプチライブツアーとなりました。

12月21日のいまやホームともいうべきSTBライブは初のX’masライブとなり、今回はライブハウスのX’mas事情によりone nightのみのステージとなりました。平日ゆえに御来場いただけなかった皆さまと、one nightゆえにチケットが入手できなかった皆さまもたくさんいらして大変申し訳なく思っています。またの機会に是非いらしてくださいね。おかげさまで当日はぎっしり満杯のライブ会場となりました。

① マイケル・ジャクソンを追悼して私とブラザーGOはマイケルへの想いをそれぞれ手紙にしたため、私は『You are not alone』を歌い、ブラザーGOは『Billie Jean』を踊りました。

② X’masということで今回はX’mas ソングのBigメドレーを用意しました。かなり難易度高かったのですが……。いつにも増してふたりとも練習に気合が入りました。

この①と②をテッパンとして昨年のX’masプチツアーは行われました。また、いつものオリジナルソングにくわえて各会場に合わせてのプランも立てました。

ホームの六本木STBではBEGINさんの『Blue Snow』というちょっと淋しいX’mas ソングを。昨年夏『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ』の難曲に悩まされたリベンジとして思い切り発散できる歌をどうしても! と思い立った『天城越え』。なんといっても東京ではご愛嬌ということでギターの引き語りに挑戦!

2年前の草月ホールコンサートでピアノの弾き語り『強がり』以来、またまたお客さまにも手に汗握らせてしまいましたね(笑)。選曲は『夜空ノムコウ』。チョーむずかしかったです。1小節のうちにコードが2つ変わるのは初心者には無謀でした。でも何故か評判は上々でして、調子に乗ってまたやってみようかななんて思ってます。ピアノよりギターは持ち歩けるしお気軽に練習できるのでね。

満席のお客さまのディナーショーの醍醐味にも初挑戦!

“センス・オブ・ワンダー”を研ぎ澄まして

右:千葉一樹さん(B) 真ん中奥:山崎教昌さん(P)
左から2番目:宮地良幸さん(Dr) 左:横溝 礼さん(Vi)

地元名古屋では憧れのBlue Noteのステージに! 夜の2ステージ18:30~と21:30~というこの試みも初めて!
正直ペース配分とかよくわからずリハーサルを入れると3ステージ分フルに熱唱していました。東京ではあまり時間を気にせず喋ったりしているので、時間通りにUPすることにかなり気を遣いましたね。それもプロの仕事なんだと思います。

名古屋では初披露になるアンパンマンマーチのJAZZバージョンや、やなせたかし先生が私のことを取り上げてくださった高知新聞のエッセイetcを紹介させていただきました。2ステージとも満員御礼。名古屋のお客さま、大変ノリがよく温かく見守っていただきました。

そして横浜では初ディナーショー。こちらはドレスアップしてかなりゴージャス感があったと思います。ブラザーGOも久々広めのステージで踊り甲斐があったかと思われ、存分にハネておりました(笑)。いつも小さなステージであんなに踊ってもらうのは逆にすごいことなんだと感心しきり。ディナーショーも17:45~と21:00~の2ステージでこちらも時間とにらめっこしました。

1ステージ目にはLOVE JUNX~ラブジャンクス~(ダウン症児者のためのエンターテインメント・スクール)の子どもたちもご招待していて盛り上がりました。皆いつも声を出して応援してくれるからね。本当にこちらが元気をもらいます。子どもたちもドレスアップして来てくれて超かわいかったです。

LOVE JUNXのクリスマスイベント

終演後ホテルの控室にて

ディナーショーの醍醐味? それは客席に降りてゆく瞬間があること? 間近で皆さんと遭遇できること?
そうなんです! ホテルサイドからのご要望がありまして。どうしてもということではありませんでしたができれば……。みたいな。その方がお客さまが喜ばれると。ですよね~。そりゃそうですよね~。てなわけで私も初の試み。会場を歩きながら歌うことに。選んだ曲は今回3会場でずっと歌ってきた新・三銃士のテーマ曲、三谷幸喜さん作詞、平井 堅さん作曲の『一人じゃない』。移動しながら歌うのはモニターの位置とかが遠くなったり聞こえなくなることがあったりで非常に難しいことなんですよね。リハーサルも念入りにやらせていただきました。

この歌、平井 堅さんはサラッと歌っていますが、実際はなかなかに難しい歌です。でもとてもいい歌。三谷さんの歌詞、ダイレクトでハートフル。歌っていて私も必ず思い出す仲間がいます。ブラザーGOもお気に入りなんですよ。会場をねり歩きながら歌って、皆さんの突然の握手にお応えしたりドキドキの歌となりましたが、私も貴重な体験ができて楽しかったです。ディナーショーも2ステージ満席のお客さまで、皆さまのドレスアップしてキラキラした姿をステージから拝見するのも私自身とても嬉しかったです。

あっという間に過ぎてしまったライブプチツアーでしたが、いろいろ勉強もさせていただきました。次のステージにつながるよう、また頑張ります。とりあえず次回は6月17日(木)、18日(金)東京は六本木STBです。

その前になんといっても今年は一人芝居『なにわバタフライN.V』ですね。

次回のコンテンツもお楽しみに。

“センス・オブ・ワンダー”を研ぎ澄まして

戸田恵子

           
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