未来の自分へ特別な腕時計を贈ろう｜A. LANGE & SÖHNE
A. LANGE & SÖHNE｜A.ランゲ＆ゾーネ
ドイツ・ザクセンの歴史に彩られた「ランゲ１」
高級時計の伝統は、ドイツ・ザクセン地方においても、長く発展してきた。A.ランゲ＆ゾーネの時計は、ザクセン王国における宮廷時計師の卓越した技術を継承しており、メカニズムに優れているだけでなく、２つとないムーブメントの彫刻など、芸術性にあふれている。
Text by KAWADA Akinori
現代に甦った時計芸術
高級時計と言った時に連想されるのはスイス時計だが、ドイツのクラフトマンシップにあふれた時計の作りも、それに優るとも劣らない。特に、ドイツ・ザクセン王国における宮廷時計の伝統を受け継ぐA.ランゲ＆ゾーネの時計は、それはもはや“芸術”と呼ぶにふさわしい。
「ランゲ１」は、1994年にブランドの復興第１号モデルとして登場した時計だ。オフセンター配置の時分表示と秒表示、２時位置のアウトサイズデイト（２枚ディスクの日付表示）、3時位置のパワーリザーブ表示と、その文字盤レイアウトを見ただけで、魅入られてしまう。
しかも、ムーブメントは美しいストライプ模様を独特の４分の３プレート（受け板）に入れ、テンプ受けには、美しい彫刻が配されている。この彫刻は、職人の手仕事によるもので、この世に唯一無二のものである。このように、時計全体を一個の芸術品と呼べるのが「ランゲ１」であり、それゆえに身につけることが誇らしくなるのである。
現行モデルのランゲ1。
ランゲ１
ケース｜プラチナ
直径｜38.5mm
ムーブメント｜手巻き（Cal.L901.0）
パワーリザーブ｜72時間
機能｜アウトサイズデイト（ビッグデイト）、パワーリザーブ表示
ストラップ｜アリゲーター
防水性｜3気圧
価格｜498万9600円A.ランゲ＆ゾーネ
Tel. 03-3288-6639
http://www.alange-soehne.com/
ランゲ１の歴史
ドラマチックな復活劇をも象徴する時計
A.ランゲ＆ゾーネは、古来からの伝統を引き継ぐ一方で、非常に劇的な歴史も持つ。
第二次世界大戦のドイツの東西分裂の影響により、ブランドは一時的に休眠を余儀なくされた。
冷戦の終結、そしてドイツの東西統一により、1990年にブランドは復興され、その復興第１号モデルとなる「ランゲ１」（写真右）の登場は1994年のことだった。
「ランゲ１」は劇的なブランドヒストリーをも象徴するコレクションなのだ。
1994年に復興第1号モデルとなったのが、ランゲ１。
荘厳な作りの直営ブティック
A.ランゲ＆ゾーネ東京
エントランスをくぐるや、宮殿の一角に迷い込んだのではないかと思える荘重な空間……それこそ、芸術的な時計を展示するにふさわしい。商談スペースもシャンデリアや絵画で彩られ、入口の上には、アウトサイズデイトの意匠に取り入れられたドレスデンのゼンパー・オペラ国立歌劇場にある『五分時計』が再現されている。
宮廷時計の歴史を伝えるに相応しい内装だ。
銀座に広がるドレスデン
A.ランゲ＆ゾーネ東京
営業時間｜11:00～19:00
水曜定休
東京都中央区銀座6-7-19 ミクニ銀座ビル1階
Tel. 03-3573-7788
年末年始休業について
年内は12月28日（日）通常営業、年始は1月5日（月）通常営業