MUSIC|協和発酵キリン『10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE』 Vol.4 「生産技術」by JEMAPUR
LOUNGE / MUSIC
2015年3月3日

MUSIC|協和発酵キリン『10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE』 Vol.4 「生産技術」by JEMAPUR

MUSIC|研究開発型ライフサイエンス企業「協和発酵キリン」によるプロジェクト
音楽家たちが10のテーマを聴覚化する『10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE』

Vol.4 「生産技術」by JEMAPUR

10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE』は、研究開発型ライフサイエンス企業「協和発酵キリン」の特徴を、音楽をもちいて表現することで、その事業をより身近に感じられるウェブコンテンツ。第4回のテーマは「生産技術」。手がけるのは、電子音楽家「JEMAPUR(ジェマパー)」だ。

Text by IWANAGA Morito(OPENERS)

必要なのは、見えないものへのアテンション

協和発酵キリングループは、医薬品を安心して利用してもらうことをもっとも重要な使命と位置付け、圧倒的な抗体医薬生産技術により、世界最先端の抗体原薬製造設備を装備し、高品質で高効率な生産を実現する。

高品質で高効率な生産を実現する──ひと口に言えるほど、容易なことではない。生産をおこなうことを念頭に置いた製剤化技術の開発、効率を重視した生産プロセスの考案。これらはすべて、細菌や塵などを排除した、安全で安定した現場環境のうえに成り立つ。大規模なプロダクションは、細心の注意が常に払わていることで、そのダイナミックな営みを可能にしているのだ。

第4回『10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE』のテーマは「生産技術」。フィーチャーされるアーティストは、電子音楽家の「ジェマパー」。インダストリアルミュージックの要素も加味する彼の音楽性と、協和発酵キリンの広大な工場でおこなわれているプロダクションの親和性は高かったようだ。生産の現場に足を運び、楽曲のソースとなる機械音を採取するジェマパー。果たして、どのようなサウンドを聞かせてくれるのだろうか。

楽曲のタイトルは「Microprocess」。微かな音に耳を傾け、それをサンプリングするだけでなく、独自のプロセスで拡張し、連続させる。その営みにより無限の広がりをもつ音楽が創造される。イマジネーションを解放するあたらしい音と出合ったジェマパーは、「生産技術」というテーマのなかから、見事にその本質を引き出した。この音源は、SoundCloud上のストリーミング再生のほか、1カ月間の期間限定でダウンロードが可能になっている。


http://www.kyowa-kirin.co.jp/10_sounds/artist/jemapur/

<About 10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE>
『10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE』は、生命をみつめ、生命に向き合いつづける研究開発型ライフサイエンス企業「協和発酵キリン」が、10の視点から10のアーティストとともに10の音楽に紡ぐプロジェクト。その有機的な営みを、美しい音にのせてお届けする。「世界一、いのちにやさしい会社になる」という情熱と志を胸に、抗体技術を核にした最先端のバイオテクノロジー技術を駆使して画期的な新薬を創出、グローバルな展開を通して世界の人びとの健康と豊かさに貢献している。本企画は、アートディレクター/アーティストの川上俊が代表を務める「artless Inc.」によるプロデュースのもと、展開される。

10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE
http://www.kyowa-kirin.co.jp/10_sounds/

JEMAPUR|ジェマパー
電子音楽家。SALUUT主宰。01年ごろより、コンピュータをもちいた制作を開始。2006年、DJ/トラックメイカーのNujabesが率いる「Hydeout Productions」より1stアルバム『Dok Springs』をリリース。08年、「W+K Tokyo Lab.」より2ndアルバム『Evacuation』をリリース。2010年より、デザイナーの石井利佳らとともに、作家自身による電子音楽のセレクトショップ「SALUUT」を運営。自身のアーティスト活動のほかに、コマーシャルや映像作品への音楽提供もおこなっている。

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