新型フォード マスタングに本場アメリカで乗る|Ford

新型フォード マスタングに本場アメリカで乗る|Ford

CAR IMPRESSIONS

Ford Mustang|フォード マスタング

デビューから半世紀、6代目のニューモデル

フォード マスタングに本場アメリカで乗る

フォードが誇るアメリカン スペシャリティ「マスタング」が、登場から50年目を迎えた今年、第6世代へとフルモデルチェンジを果たした。外見はいかにも“マッルスカー”でありながら、伝統のV8エンジンにくわえて、ダウンサイジング化された直4ターボを搭載するなど、その中身は最新のクルマとしてつねに進化しつづけている。そんなヘリテージとトレンドを同時にまとった新型マスタングに、本場アメリカで九島辰也氏が試乗した。

Text by KUSHIMA Tatsuya

マスタング誕生50周年を祝う

日本におけるアメリカ車の販売は厳しい状態がつづいている。かつては憧れの存在だったがイマとなっては注目度は低い。2011年はシボレー100周年、昨年は「コルベット」60周年という歴史的な節目であったにもかかわらず、日本ではパッとしなかった。マニアックな話をすれば、ダッジブランドも今年100周年を迎えている。

じつはここで紹介する「マスタング」も2014年は50周年となる。そしてそれを祝うように、フルモデルチェンジした2015年型の販売がスタートする。正式な発表は昨年12月。世界同時発表ということで、夜11時過ぎにシドニーでおこなわれた催し物に参加したのを覚えている。

Ford Mustang GT|フォード マスタング GT
Ford Mustang|フォード マスタング

あれからほぼ10ヵ月。9月の最終週にロサンゼルス、サンセットブルーバードを起点に新型マスタングの国際試乗会が開かれた。今年、おなじ50周年を迎えたわが身としては、ぜひ参加したいプログラムであっただけに、新型マスタングにたいする興味はもちろん、喜びもひとしおである。

前述した通り、シドニーでの発表会やウェブ上で、新型のデザインは何度も見ている。だが、実車を目の前にすると、その迫力は想像以上。やはり展示と屋外ではちがうことを認識させられた。LEDを内蔵した、鋭い目のようなヘッドライトや、リアフェンダーの膨らみはかなり“攻め”である。

全体的には従来型の正常進化と言える。それは歴史的なアイコン、ファースト ジェネレーションがデザインキューとなるからだ。とくに横からのシルエットはそれを強く感じる。初代マスタングというのは、本当に均整のとれた秀逸なデザインだったのではないだろうか。デビュー当時、年間60万台以上売れたというのもうなづける。