レクサスのあらたなるスポーツクーペ「RC」に初試乗|Lexus

レクサスの新型クーペ、RCでスポーツする

CAR IMPRESSION

Lexus RC|レクサス RC

速さのみではない気持ちよさ

レクサスのあらたなるスポーツクーペ「RC」に初試乗

世界初披露となった昨年の東京モーターショーから約1年。レクサスから待望のスポーツクーペ「RC」のプロダクションモデルがついに登場した。「SC」「LFA」、そして「IS F」の生産終了にともない最近は寂しさをも感じられたが、レクサスは今回このRCシリーズでスポーツラインに一気に攻め込む。先日、アメリカで開催された試乗会にモータージャーナリストの渡辺敏史氏に参加。そのインプレッションをお届けする。

Text by WATANABE Toshifumi

あらたなる「F」

BMWにおける「M」と「Mスポーツ」、メルセデス・ベンツにおける「AMG」と「AMGパッケージ」と同様、レクサスでも「F」と「Fスポーツ」という2つのグレードが展開されている。その相関関係も他銘柄とおなじで、Fスポーツがカタログモデルに若干スポーティな内外装のしつらえやサスペンションチューニングを施してあるのにたいして、Fはエンジンからボディからなにもかもが別物。400ps超のスーパースポーツにも匹敵するパフォーマンスをもつモデルに与えられる称号だ。

いままでこの、Fのコードを名乗ったモデルは1台のみ。「LFA」を精神的象徴とする「IS F」だ。先代「IS」のノーズに5リッターV8を押し込んだそのモデルは、2007年の登場いらい、約7年に渡って細かな熟成を重ねた結果、MやAMGの同級モデルと互角にみられるほどの成長を遂げた。が、ISのフルモデルチェンジに伴い、この5月には受注を終了。いま、この時点ではFの席は空いたままになっている。

Lexus RC350|レクサス RC350 88

Lexus RC350

Lexus RC350|レクサス RC350 89

Lexus RC350

同時に、メタルトップオープンをもつ「SC」の生産終了いらい、スペシャリティの座も空席のまま……というわけで、この秋、まずはそこにまったくあたらしい2ドアクーペとして「RC」が登場することとなる。と、同時にそのRCをベースとしたIS Fの実質的後継、ハイパフォーマンスモデルの「RC F」を設定。すなわちレクサスはRCシリーズで、一気にスポーツカテゴリーでのイメージアップを図ろうという思惑を抱いているようだ。

RCのグレードは基本的に「RC350」と「RC300h」とで構成され、そのパワートレーンはRC350がデュアルインジェクターの2FR-FSE型3.5リッターV6、そしてRC300hが2AR-FSE型2.5リッター直4ユニット&2モーターのハイブリッドという組み合わせとなる。これらは既に現行ISで採用されているものと基本的には同様だが、排気音のチューニングはスポーティネスを加味した独自設定となるほか、RC350には吸気音を共鳴させ、積極的に車内に響かせるサウンドジェネレーターもくわえられる。