DENON|USB-DAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ発売
DESIGN / DIGITAL
2015年1月13日

DENON|USB-DAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ発売

DENON|デノン

妥協のない高音質を手のひらサイズに凝縮

USB-DAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ発売

デノンは、ポータブルUSB-DAC機能付きのヘッドホンアンプ「DA-10」を10月10日(金)に発売。コンパクトなボディにブランドならではのHi-Fiオーディオ設計技術を惜しみなく投入した、デノン初となるポータブルヘッドホンアンプが誕生だ。

Text by KUROMIYA Yuzu

「DA-300 USB」をモバイルサイズする不可能に近い挑戦

携帯音楽プレーヤーがぞくぞくと登場し、「デジタルミュージックファイルをヘッドホンで聴く」というのが主流になってきた。そんななか、由緒あるオーディオメーカー「デノン」は、サウンドをただ聴くだけではなく、さらに進化した音楽体験をしてほしいという思いからポータブルヘッドホンアンプ「DA-10」を開発。

いままでデノンが培ってきたHi-Fi技術を結集し、ブランドのなかでも支持の厚い「DA-300 USB」で実際に使われているデバイスを可能な限り小型化。いつでもどこでも「本来の音」が楽しめる製品を完成させた。

入力端子は、USB-Micro B、USB-A、アナログ音声(3.5mmステレオミニ)の3系統を備えており、パソコン、iPod/iPhone、ポータブルオーディオプレーヤーなどさまざまな機器に接続できる。デバイスごとに対応する入力信号が異なり、パソコン用のUSB-Micro B端子はDSDが最高5.6 MHz、PCM 192kHz/24bit。iPod/iPhoneのUSB-A端子はPCM48kHz/16bitまで対応。

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そして、デノン独自のアナログ波形再現技術「Advanced AL32 Processing」により、CD音源などのビットレートとサンプリング周波数が拡張可能に。このとき単純な補完処理をおこなうのではなく、連続的に変化する音楽信号から本来あるデータを推測し、デジタル変換の過程で失われた本来のアナログ信号の滑らかな波形を再現。それによりハイレゾ音源をマスター音源のさらにその先の原音へと近づけ、美しく鮮やかなサウンド体験を届けてくれる。

また、アンプ部の電圧増幅段にはハイスピード、ローノイズな高速オペアンプ、出力段にはディスクリート電流バッファー回路を使用し、高域から低域まで音の駆動力を大幅に向上。デノンブランドが目指すサウンドを突き詰めることができたという。

デザインは質感を重視し、ヘアライン仕上げのアルミハウジング製。ボリュームノブにはアルミ無垢材を使用するなど細部までこだわったスタイリッシュなデザインも魅力だ。

「ポータブルアンプ」というカテゴリーを超えた高性能をもつ「DA-10」。ぜひあらゆるデジタル音源に繋いで、Hi-Fiグレードの「いい音」を体験して欲しい。

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ポータブルUSB-DAC/ヘッドホンアンプ 「DA-10」
再生周波数範囲|2Hz~96kHz
出力端子|ヘッドホン出力(3.5mm ステレオミニジャック)×1
入力端子|USB-DAC(USB-Micro B)、iPod/iPhone(USB-A)、AUX(3.5mm ステレオミニジャック)それぞれ×1
電池|内臓リチウムイオンバッテリー(3200mAh)
電池接続時間|iPod接続時 約7時間、AUX接続時 約24時間
サイズ|W64×H29×D139mm
質量|240g

           
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