ブガッティ、これぞ究極のスーパーカー・ビジネス|Bugatti

ブガッティ、これぞ究極のスーパーカー・ビジネス|Bugatti

CAR FEATURES

Bugatti Vayron 16.4 Grand Sport Vitesse “Ettore Bugatti”
ブガッティ ヴェイロン 16.4 グラン スポーツ ヴィテス “エットーレ・ブガッティ”

ブガッティ、これぞ究極のスーパーカー・ビジネス

最後の「レジェンド」は3億2,000万円 (2)

ヘリティッジとモダンをどう融合させるか

「レジェンド」シリーズの特徴は、ブガッティにかかわる歴史上の人物の名をサブネームに持つこと。第1号車は、ブガッティのドライバー「ジャン=ピエール・ウィミーユ」で、彼が1937年に操縦してルマン24時間レースで優勝した「T57Gタンク」を彷彿されるブルーのカラースキームを特徴とした。

ジャン=ピエール・ウィミーユのデビューは、2013年8月のモンタレー・カーウィーク。以来、モーターショーを含む各地のイベントで、順次“レジェンド”シリーズがお披露目されてきた。

Bugatti Vayron 16.4 Grand Sport Vitesse “Jean Bugatti”

2号車「ジャン・ブガッティ」のモチーフとなったのは、1937年にデザインされた「T57SCクーペ・アトランティク」だった

2号車は、創設者の長男ですぐれたエンジニアだった「ジャン・ブガッティ」。3号車は、戦前のブガッティ・ワークスチームの監督「メオ・コンスタンティーニ」。4号車は、彫刻家でもあり有名な象のラジエターマスコットを制作した「レンブラント・ブガッティ」。5号車は、ブガッティを愛したフランスの飛行家ローラン・ギャロスの愛車「ブラック・ベス」。

たとえば、「ジャン・ブガッティ」は、彼が1937年にデザインした「T57SCクーペ・アトランティク」を彷彿させるカラースキームと、内装モチーフを採用している。いっぽう、「メオ・コンスタンティーニ」は、無敵のグランプリカーだった「T35」をおもわせるブルーとアルミニムの組み合わせ。活躍した伊タルガフローリオのコースを模したデザインが室内に採用されているのも興味ぶかい。

Bugatti Vayron 16.4 Grand Sport Vitesse “Meo Costantini”

3号車「メオ・コンスタンティーニ」(写真左)は、かつて伊シチリア島でおこなわれた伝説の公道自動車レース、タルガフローリオで活躍した「T35」を彷彿とさせるブルーとアルミニムの組み合わせが特徴。

「ヘリティッジとモダンをどう融合させるか。むずかしいけれど、やりがいのあるテーマとして取り組みました」。そう語るのは、ブガッティ・オートモビルのウルフガング・デュレハイマーCEOだ。

「ブガッティは多くのモデルを作っていないけれど、強烈に私たちの印象に残っています。実際に今回モンタレー・カーウィークでのイベントで歴史的なモデルの数かずを見ると、いまも大きな存在感を感じさせます。昔のブガッティに憧れるひとたちが、ヴェイロン16.4を購入して、かつてのカラースキームをそこに求めても不思議ではないのです」