MINI Coupe Concept|走りに特化したミニ

MINI Coupe Concept|走りに特化したミニ

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MINI Coupe Concept|ミニ・クーペ・コンセプト

走りに特化したミニ

BMWは、フランクフルト・モーターショーにおいて、ミニのコンセプトモデルである「MINI Coupe Concept(ミニ・クーペ・コンセプト)」を出展することを発表。ミニ誕生50周年にあたる8月26日には、そのデザインが公開された。

文=ジラフ

パワーユニットは1.6リッター・ツインスクロールターボ

このモデルは、ミニの特徴である丸目のヘッドライトや六角グリルなどを継承しながら、より高い次元の走りを追求した1台。

搭載されるエンジンは、現行最強スペックを誇る「MINI John Cooper Works」の1.6リッター・ツインスクロールターボ。最高出力で211ps、最大トルクで260Nmを発揮するこのエンジンは、オーバーブースト機能を備えている。

外観的な特徴は、なんといっても大きく寝かされたフロントウィンドウとリヤウィンドウから生み出される低くスポーティなクーペボディ。ここに大径ホイールや高めのウェストラインを採用することで、ノーマルのイメージを残しつつ、よりアグレッシブな雰囲気が演出される。また軽量化、低重心化のためにルーフにアルミニウムを採用しているのも、このモデルの大きな特徴のひとつだ。

インテリアにおいても、軽量化を実現するために2シーターを採用。タコメーターの左右には、クロノスイス製の時計とストップウォッチが配置されるなどの遊び心が見られるのもこのモデルならでは。

純粋に走りを追求した、この「MINI Coupe Concept」。市販を心待ちにしているファンは少なくないはずだ。

BRAND HISTORY
“キドニーグリル”と丸目四灯ヘッドライトにより、ひと目でそれとわかるフロンマスクが特徴のBMW。日本の輸入車市場においても常に高い人気を誇っているが、その名前が何を意味するのか、即座に答えられるひとは意外に少ないのではないだろうか。

Bayerische Motoren Werke(バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ)。直訳すれば「バイエルン地方のエンジン工場」という意味だ。前身だったラップ社は、カール・フリードリッヒ・ラップが1913年にドイツのバイエルンに設立した航空機用エンジンのメーカーで、おなじバイエルンの機体メーカーのオットー社と組んで、ビジネスを成功に導く。1916年にはバイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ有限会社と改称。2年後には株式会社に組織変更するとともに、バイエルンの青い空と白い雲をイメージしたプロペラのロゴマークを登録している。

その後も革新的な技術により存在感を高めたBMWだったが、第一次世界大戦の敗戦により、航空機エンジンの製造中止を余儀なくされた。そこでBWMは、もてる技術をモーターサイクルに注ぎ、1923年にはシャフトドライブの「BMW R32」を発表して注目を浴びることに。しかし、それだけでは飽きたらず、オースチンセブンをライセンス生産するディクシー社を買収。これにより自動車ビジネスの足がかりをつかみ、1929年には「BMW3/15 PS」を発売、自動車メーカーとしての歴史をスタートさせている。

ちなみに、BMWと深い関係にあったオットー社は、ガソリンエンジンの理論を確立したニコラウス・アウグスト・オットーの実の息子であるグスタフ・オットーが創立した会社。BMWが内燃機関にこだわるのは、このあたりに理由がありそうだ。