Dior fine jewelry|骸骨のモチーフに秘められた驚きに満ちた物語
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2015年3月31日

Dior fine jewelry|骸骨のモチーフに秘められた驚きに満ちた物語

Dior fine jewelry|ディオール ファイン ジュエリー

骸骨のモチーフに秘められた驚きに満ちた物語

フランス語で「王妃と王」と名づけられた、2009年のディオール ファイン ジュエリーの新作ジュエリーコレクション「Reines et Rois(レヌ ゼロワ)」。同コレクションでふたたび、ヴィクトワール ドゥ カステラーヌの想像力が見事に花開くこととなる。

リングとペンダントにあしらわれたのは華麗な世界観を持つ王妃と王のモチーフ。今回のコレクションは、まるで中世へと時間が遡ったかのような王妃と王、ふたりの物語を語る壮大なテーマだ。この不思議な世界観をさらに印象付けるのが、“メメント・モリ(死を忘れるな)”という、騎士道をも思わせる骸骨のデザイン。この大胆なモチーフをハイジュエリーならではのエレガントな姿へと仕上げているのが、ヴィルトワール ドゥ カステラーヌならではのすぐれた技である。

今回あしらわれた石はすべて天然石。中世の教会装飾に使われていたクロシドライト(キャッツアイ)や病を治すお守りであったジャスパー(碧玉)、パワーを備えたジェイドなどの色鮮やかな天然石が、ヴィクトワール ドゥ カステラーヌのデザインによってふたたび生命を吹き込まれている。

またヴィクトワール ドゥ カステラーヌはこれまでも鮮やかな色使いを得意としてきたが、今回は骸骨の周囲に無色のプラチナとダイヤモンドをセッティングすることで、天然石の美しさ、そして彼女ならではのデザインの妙をさらに引き立てている。古来のセッティング方法から改めて見直された職人の技術は、ヴィクトワール ドゥ カステラーヌが描き出す曲線の美を最大限まで活かしている。髪や王冠、襞襟を覆う網の目のようなプラチナに、20種以上ものカッティングが贅沢に施されたダイヤモンドセッティング。これらの繊細な意匠は、やはり彫刻のアートマスターによってひとつひとつ手がけられた天然石の骸骨を、さらに優美な姿へと映し出す。

想像力溢れる物語を見事に描き出すヴィクトワール ドゥ カステラーヌのデザイン力、そしてそれをよりドラマティックに具現化した職人の緻密なセッティング──「レヌ ゼロワ」は両者の力が融合することで生み出された、まさしく珠玉のハイジュエリーなのである。

「レヌ ゼロワ」
1669万5000円~5250万円(予価)、日本発売未定
王妃を象る10点のリングと、王をテーマとした10点のペンダントからなるすべて1点もののハイジュエリーコレクション。彫刻のアートマスターにより、天然石の骸骨はそれぞれ違う表情を持つ。

ディオール ファイン ジュエリー
クリスチャン ディオール
Tel. 03-3263-2266

           
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