Breguet|王妃マリーアントワネットのために発注された伝説の時計

Breguet|王妃マリーアントワネットのために発注された伝説の時計

第2号機の「No.1160」。時計を収める化粧箱は、マリー・アントワネットが好んで過ごしたプティ・トリアノン宮殿の、王妃お気に入りのオークの木を加工したもの。オークの木を提供したヴェルサイユ宮殿に敬意を示し、ブレゲはプティ・トリアノン宮殿の修復事業への財政援助を引き受けたという。

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Breguet|ブレゲ

王妃マリー・アントワネットのために発注された伝説の時計

ブレゲには、伝説と呼ばれる時計がある。それが、かのマリー・アントワネットのために、天才時計師、アブラアン-ルイ・ブレゲに発注されたとされる懐中時計だ。しかし、王妃もブレゲ自身も、この時計の完成を待たずしてこの世を去ったという、悲しい逸話を持つ超複雑時計である。

「時間と費用の制約を受けず、当時のあらゆる時計制作技術の粋を凝らした最高の時計を」とオーダーのもと、44年後に超複雑時計「No.160」は完成する。その懐中時計は“マリー・アントワネット”と呼ばれ、多くのコレクターの手を経た後、エルサレムにあるL.A.メイヤー記念イスラム美術館にサロモンズ卿コレクション40点と一緒に寄贈された。しかし、ここでふたたび事件が起こる。「No.160 」を含むこれらのコレクションは1983年、盗難にあってしまうのだ。

「No.160」の第2号機製作プロジェクト、2007年の完成

そこでブレゲは、この名機の第2号を製作するためのプロジェクトを開始した。行方不明の「No.160 」を忠実に再現するために、ブレゲ・ミュージアムが所蔵するオリジナルデッサンからパリ国立工芸学院ミュージアムなどの文化施設の協力を経て、当時の時計製作の技術やデザインを調査。製作への道標を作り上げていったのである。その結果、2007年、「No.160 」の第2号機である「No.1160」が誕生することとなった。

しかし不思議なことに、同年に初代モデルの「No.160」もエルサレムで発見されることとなった。これもまた、数奇な運命である。

そんな不思議な逸話を持つ“マリー・アントワネット”の第2号機「No.1160 」が5月、日本に来日する。『No.1160』の精密な機構の美しさは必見。目にした人はきっと時計に潜むヒストリーに心躍ることだろう。誕生秘話に数奇な運命を秘める貴重な時計に出合える、またとない機会だ。

ツアー43日目(千秋楽)│2009.04.29の1枚

Breguet|ブレゲ 第2号機の「No.1160」

ツアー43日目(千秋楽)│2009.04.29の1枚

王妃、マリー・アントワネット。
彼女を信奉する将校が、彼女のために
“を最高の技術を凝らした時計を”
とブレゲに依頼したが、その完成(1783年完成)
を見ることなくこの世を去った。

「マリー・アントワネットへのオマージュ」展

開催期間|2009年5月16日(土)~5月31日(日)
開催場所|シテ・ドゥ・タン ギンザ(Cite du Temps Ginza)
〒104-8188 東京都中央区銀座7-9-18
ニコラス・G・ハイエックセンター 14階
開館時間|11:00~20:00 (毎週日曜日は19:00まで)
休館日|5月23日(土)
観覧料|無料