PORSCHE Cayenne Hybrid S|エコロジー・コンシャスなカイエン
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2015年4月20日

PORSCHE Cayenne Hybrid S|エコロジー・コンシャスなカイエン

PORSCHE Cayenne Hybrid S<

エコロジー・コンシャスなカイエン

ポルシェは「カイエンSハイブリッド」について、その概要を発表した。

文=ジラフ

V8モデルと同等の走行性能と4気筒並みの燃費

カイエンSハイブリッドに搭載される駆動システムは、フォルクスワーゲンの「トゥアレグ V6 TSIハイブリッド」と共通のパラレル式フルハイブリッドとなる。

エンジンとモーターの出力の合計は374psを誇り、最大トルクは59.1kgmと発表されている。内燃機関にはアウディA4に搭載される3.0リッター直噴V6スーパーチャージャーが採用され、最大出力は333ps、最大トルクは44.9kgmを発揮。モーターだけの出力も最大で52ps、また最大トルクでも30.6kgmを記録するという。

これによって0-100km/h加速は6.8秒という驚きの数値を実現。この記録は4.8リッターV8エンジンを積む「カイエンS」のティプトロニックS仕様とおなじもので、ポルシェの発表した「V8と同等の走行性能をもちながら、燃費は4気筒並み」というコメントと一致する。

発売は2010年を予定

注目の燃費についてだが、こちらは欧州複合モードで11.1km/ℓを実現。アイドリングストップ機能や回生ブレーキを装備することによって、環境性能も大きく向上しているという。ポルシェは「140km/hまではモーターだけで加速することや、市販モデルに採用されるEVモードでは最大2kmをモーター単独で走行することも可能」とコメントしている。

また軽量コンパクトなハイブリッドモジュールをエンジンと8段ATのあいだに設置、重さ70kgで約35×63×29cmという大きさのニッケル水素バッテリーをラゲッジスペースの下に配置するなどの工夫により、室内空間を犠牲にすることが一切なかったのも、このニューモデルの特徴といえるだろう。

カイエンSハイブリッドは2010年の発売が予定され、この新システムはポルシェ・パナメーラのハイブリッドにも搭載されるという。

BRAND HISTORY
ドイツを代表するスポーツカーブランドとして世界中の腕利きから圧倒的な支持を得ているのがPORSCHE(ポルシェ)である。はじまりは1931年。20代の頃から自動車エンジニアとして頭角をあらわした奇才・フェルディナンド・ポルシェは、ダイムラー社の技術部長を経験したあと、ドイツのシュトゥットガルトに「ポルシェ設計事務所」を設立して独立。以後、自動車メーカーからさまざまなクルマの開発を託されることになる。なかでも有名なのが、ドイツの「国民車」としてモータリゼーションに大きく貢献した「フォルクスワーゲン・ビートル」だ。

自動車メーカーとして、自らの名を初めて冠したのは、1948年に登場した「356」であった。それからポルシェは「911」「924」「928」といったスポーツカーを世に送り出すとともに、モータースポーツに力を注ぐ。たとえば、世界でもっとも苛酷なレースといわれるルマン24時間で16回の優勝を手に入れたほか、F1でもエンジンサプライヤーとして3度のシリーズ優勝に貢献するなど、輝かしい戦績を収めたのだった。その技術力と走りへのこだわりがいまなお彼らの製品に息づいているのはいうまでもない。

現在は、デビューから45年が経ったいまでもスポーツカーのトップランナーとして高い評価を得る「911」をはじめ、オープンスポーツの「ボクスター」、ボクスターのクーペ版の「ケイマン」、そして、プレミアムスポーツSUVの「カイエン」と、ラインナップすべてが高い人気を誇る。

           
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