UEKI Go(PaniCrew)×TODA Keiko PHOTO SESSION 2008 autumn(2)
Lounge
2015年3月9日

UEKI Go(PaniCrew)×TODA Keiko PHOTO SESSION 2008 autumn(2)

UEKI Go(PaniCrew)×TODA Keiko PHOTO SESSION 2008 autumn
姉弟コラボで贈るNew Single&New Item(2)

“姉弟対談シリーズ”秋の陣。第2回目はお待たせしました、『B・G』2008秋冬新作の大々的なご紹介です。
姉プロデューサーと弟デザイナーの息はさらにぴったり合い、言葉少ないテレパシー的打ち合わせ(?)を経て、“大人のロック”を演出するこだわりアイテムが誕生しました。着こなしのお手本は、二人の決めショットで、ぜひ。

まとめ=尾上そらPhoto by Jamandfixヘアメイク=相場広美

大人にトライしてほしい“ロック・テイスト”

戸田 10月のカジュアルライヴに合わせて、『B・G』は秋冬の新作も用意していたんですよね。かねてからつくりたかった、ジャンパーとキャップがついに完成! デザインに関しては今回はほとんど「豪におまかせ」的な感じで、ジャンパーのバックにはトレードマークのサイコロのイラストとロゴを大きく配したんだけど、私は「イメージ、わかるよね!」と言い放ち、でてきたデザインに即決でゴーを出しただけでした(笑)。

UEKI Go(PaniCrew)×TODA Keiko PHOTO SESSION 2008 autumn<br><br>姉弟コラボで贈るNew Single&New Item(2)

植木 二人の趣味が合うのはもちろん、『B・G』というブランドのコンセプトが決まってきたのも大きいんじゃないかと僕は思うんですけど。「こういうものがほしい・つくりたい」というのがはっきり見えてきて、そこにノっていればバッチリ問題ないと。

戸田 また、このおっきなイラストを「刺繍で入れる」と偉いデザイナーさんがいったんですよ。

植木 え、僕でしたっけ? いや、まぁいいました(笑)。

戸田 しかも日本の技術でないときれいに仕上がらないと業者の方にいわれ、国内で加工していただいた結果、値が張ってしまいました(笑)。

植木 なにせ10万針ですからね。でもその甲斐あって、遠目で見るとプリントみたいに滑らかで緻密な仕上がりだし、この重みがまたイイんですよ。

戸田 それにしても……イラストおっきいよね。

植木 姉さん……怒ってます?

戸田 悔いはないわよ! たしかに美しいしカッコイイんだもん!! 「二人でサイコロを転がす人生ゲーム」という『B・G』のコンセプトをイラストにしたんですが、ちょっとロック・テイストなのがポイント。豪世代の人にはもちろん、なるべく大人の方たちに頑張って着てほしくてつくったんです。私のようにね。

植木 休日に部長さんがこれを着ているところを若手が見かけたら、「カッコイイ!」と尊敬されること請け合いですよ。僕は自分の親父にも着てほしい。背筋がピッと伸びると思うんだよな。

戸田 なぜ部長?(笑)。でも部長さんでもOKの質の良さも保証できるよね。いつもどおり、生地から全部自分で選んで、デザインも見本もこの目で確かめて。袖や裾のリブの幅も自分で決めたんですよ。

植木 素材は僕に任せると、どんどん安い方向へ行きますからね(笑)。

戸田 だいたい期日どおりに進まないもん(笑)。これまでのアイテム、ハンドタオルや新作のキャップともデザインはリンクさせました。極めつけは右前の裾につけたスタッズ! 日本語でいえば「鋲」なんですけど、もうつくっている間に「スタッズ」って、何千回いったかわからないぐらい(笑)のこだわりポイントです。

植木 スタッズがあるとないとじゃ、着たときのテンションが違います! 最近、いろんなファッション・アイテムでスタッズ使いのものがキテますから、正解だったと思います。

戸田 生地は黒だし、背中のイラストはちょっとハデめだけど、着ちゃえば自分では見えません(笑)。本当に大人にトライしてほしい、満足できる新作ができました。

「ほかにないもの」をつくるのが二人の意義

植木 キャップがまたこだわり満載なんですよ。これ、じつはボディの型から『B・G』オリジナルでつくってます。メッシュ・キャップにプリントするためのデザインの幅は決まっているんですが、僕らはもっと大きくイラストを入れたかったので。で、「やっちゃった」と(笑)。

戸田 生地をただのホワイトじゃなく、生成りにしたのは私のこだわり。かぶっているうちに、どんどん変わっていく風合いを楽しむためには、生成りのほうがいいな、と思ったから。

植木 で、キャップにもスタッズ入ってます。これだけガッツリと、スタッズを入れたキャップもジャンパーも見たことない、きっとどこにもないはずだと思う。そういう「ほかにないもの」じゃないと、ボディからつくったり、10万針の刺繍を入れたりする意味がないじゃないですか。

戸田 それが二人でつくる意義だよね。私たちが「カッコイイ」と思うものを、舞台や映像、音楽のようなパフォーマンスだけでなく、いろいろな形、いろいろな方向で出していくためのユニットが『B・G』だから。それを一緒に、たくさんの方に楽しんでいただけたらうれしいな、と思ってます。『B・G』の活動によって、自分のなかにもすごく広がりを感じているし。

植木 でも姉さん、昔からこういうものづくりが好きですよね。舞台をご一緒したときも、オリジナルのバンダナをいただいたし。

戸田 そうそう、作品にちなんだオリジナルの小物をつくって共演の方たちにプレゼントしたりするの、前から好きだったんだ。

植木 初めていただいたときは、驚いたりうれしかったりの両方。まさかそこに自分が関わるとは思ってもみませんでしたけどね。姉さんの「誰かのために」って気持ちに加え、なにかをつくりだすのが好き、という気持ちが具体化したのが『B・G』なんですね。

戸田 うん、気持ちが一気に開花した感じ。今まではチマチマやっていたのが、パートナーができたから。でも普段の私からは、こういうロック・テイストが感じられないらしく、ロケ先に『B・G』テイストのファッションで現れると、皆びっくりするんですよね(笑)。

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植木 かなりビシっとキメてますからね。

戸田 今日も豪と写真を撮ったでしょ? 私の普段を知っていただくだけじゃなく(笑)、『B・G』の商品を楽しむ年代の提示としてバランスが良くていいな、と改めて思った。「ちょっとお姉さんが着てもいいし、時代の先端をいく若者も着る」って感じで。「ライバルはEXILE」みたいな(笑)。

植木 (爆笑)月刊にしますか。

戸田 月刊『B・G』ね、でも二人だけだとまだ載せるネタがそんなにないかもね(笑)。

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New Single

10月15日発売
『泣き唄』(作詞:秋元 康/作曲:杉山勝彦)
『Again~and Again~』(作詞:K-co/作曲:植木 豪)
ビクターエンタテインメント
1200円(税込)

戸田恵子

           
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