Jaeger LeCoultre |ジャガー・ルクルト|Reverso Duo|レベルソ・デュオ
Watch & Jewelry
2015年3月31日

Jaeger LeCoultre |ジャガー・ルクルト|Reverso Duo|レベルソ・デュオ

Jaeger LeCoultre|ジャガー・ルクルト

Reverso Duo|レベルソ・デュオ

Text by OPENERS

反転式の角型ケースが特徴のレベルソ。同シリーズのデュアルタイムモデルとして開発されたのが「レベルソ・デュオ」だ。

ケースを180度反転できる、レベルソ特有の構造を利用して、表面だけでなく、裏面にもダイヤルを搭載。この2つのダイヤルを、1つのムーブメントによって同軸で時間表示するが、プッシュボタンによってセカンドタイムの時針だけを変更可能。そのため、各ダイヤルに時差をつけておけば、反転させるだけで、素早く別時間帯を表示したダイヤルに切り替えられるという、画期的なデュアルタイムウオッチなのだ。

また、これだけの利便性を備えているにもかかわらず、厚さをわずか9.4mmに抑えているのも大きな特徴。あくまでレベルソの高貴なイメージを損なうことなく、優れた実用性も確保しているのだ。

右写真は「レベルソ・デュオ」の裏ダイヤル。6時位置に24時間表示を搭載しているため、午前と午後をまちがえる心配もない。

手巻き。毎時2万1600振動。45時間パワーリザーブ。ケース縦42.2mm×横26mm。SSケース。クロコダイルベルト。3気圧防水。95万5500円。

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BRAND HISTORY

スイス時計界の中でも創業以来、一貫してマニュファクチュールブランドとしての歴史を連ねてきた数少ないブランドの一つ。その始まりは、1833年にアントワーヌ・ルクルトが開業した時計部品製造会社を前身としている。時計作りのための工作機械の設計を生業にしていた彼は、次々と時計の高品質化に有益な工作機器を考案して、時計界に多大な影響を与え、さらに自らもムーブメントの製造を手掛けるようになっていく。

1903年、アントワーヌ・ルクルトが残していった時計工房は、クロノメーターの製造を通じて協力関係にあったエドモンド・ジャガーと事業提携を結び、’37年には現社名であるジャガー・ルクルトへと社名を変更。その間にも角型時計の名作「レベルソ」を製作するなど、開発の手を緩めることはなかった。

これまで実に多くのムーブメントを開発しきたジャガー・ルクルトは、現在、1000時間にも及ぶ独自の厳しい検査システムを全モデルに実施するなど、自社の品質を盤石にしたうえで、他社を圧倒する新機構を開発し続けている。2007年現在は、角型時計の「レベルソ」、ラウンド時計「マスター・コントロール」、さらに独自の圧縮キーで防水性を高めた「マスター・コンプレッサー」、2007年に新たに加わえられた「デュオメトル」により、4大ラインを築き上げている。

さらに2007年には、時計界の夢ともいわれた完全メンテナンスフリーを実現した「マスター・コンプレッサー・エクストリーム・ラボ」を発表するなど、その飽くなき開発精神は年々高まるばかり。ジャガー・ルクルトが開発する新機構を、世界中の専門家が固唾を飲んで見守っている状況である。

【創業年】1833年
【創業地】スイス、ル・サンティエ
【主なシリーズ名】レベルソ、マスター、マスター・コンプレッサー、デュオメトル
【問い合わせ先】ジャガー・ルクルト 03-3288-6370

公式サイト:http://www.jaeger-lecoultre.com/

           
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