SEIKO|プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル 1000m
Watch & Jewelry
2015年3月31日

SEIKO|プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル 1000m

プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル 1000m

ダイバーズウォッチのパイオニアによる驚異のディープシ―モデル

セイコーは、日本におけるダイバーズウォッチ開発のパイオニア的存在。当時の防水性能は150mだったが、現在は1000mの飽和潜水防水を実現したハイスペックモデルとなっている。

Text by OPENERS

ダイバーズの開発史を象徴するマスターピース
セイコーは、1965年に日本ではじめてダイバーズウォッチを開発したパイオニア的存在。当時の防水性能は150mだったが、現在のセイコーには1000mの飽和潜水防水を実現したハイスペックモデルがラインナップしている。それが、今回ご紹介する「プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル 1000m」だ。この驚異のディープシーモデルは、まさしく同社のダイバーズの開発史を象徴するマスターピースといえる。

1965年に発売された国産初のダイバーズは、1966年からは第8次南極観測越冬隊にも使用され、極低温下でも性能を維持することが広く認められた。その後、1968年にはミドルケースと裏ブタが一体型の“ワンピースケース”や、硬度の高い“ハードレックスガラス”の採用で、300m防水を実現した第2世代モデルが登場する。同モデルは、毎時3万6000振動を誇る高精度ムーブメント「61系」を搭載しており、また伝説の登山家である故・植村直己が愛用したモデルとしても有名だ。

その後、1975年には、黒色硬化処理を施したチタン素材を外胴に用いることで、600m防水を実現した第3世代モデルが登場する。

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セイコー初、“機械式1000m飽和潜水モデル”の登場
セイコー独自のL字型パッキンを用いることで、時計内部の気密性を高めて、ヘリウムガスの浸透も遮断。職業ダイバーが深海作業に従事する際に行う、“飽和潜水”にも対応する真のプロスペックダイバーズの登場だった。同モデルに採用された外胴使用のプロテクター構造や、飽和潜水対応のL字型パッキンは、現行モデルにも継承されている。しかし、現在の1000m防水という高みに到達したのは、1986年のこと。外胴の素材に、セラミックの無垢材を用いてからのことである。その後も、幾多のマイナーチェンジを経て、現行モデルにつづく、セイコーダイバーズの歴史。ささいなトラブルであっても即生命の危険につながる、水中で使用する特殊時計に対して、セイコーは万全を期した最高のダイバーズを生み出したのだ。

1978年以降、同モデルには高精度なクォーツ・ムーブメントが搭載されてきたが、2009年には自動巻きモデルが登場。セイコー初の“機械式1000m飽和潜水モデル”の登場に、往年のファンも色めき立った。

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SEIKO PROSPEX MARINEMASTER PROFESSIONAL 1000|
セイコー プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル 1000m SBBN013(写真上)

クォーツ
ケース径49.4mm
チタン×セラミックケース
ラバーベルト
生活防水|1000m防水
価格|21万円

SEIKO PROSPEX MARINEMASTER PROFESSIONAL 1000|
セイコー プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル 1000m SBDX011(写真右)

自動巻き
毎時2万8800振動
42時間パワーリザーブ
ケース径51.5mm
チタンケース
ラバーベルト
生活防水|1000m防水
価格|31万5000円

           
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