レクサスの新コンパクトSUV「NX」を試乗する|Lexus

レクサスの新コンパクトSUV「NX」を試乗する|Lexus

CAR

LEXUS NX200t│レクサス NX200t
LEXUS NX300h│レクサス NX300h

デザインとエンジンで攻めるプレミアムブランド

レクサスの新コンパクトSUV「NX」を試乗する

コンセプトモデル「LF-NX」譲りの躍動感に溢れるデザインをまとい、今年4月、レクサス初のコンパクトSUVとして北京でワールドデビューを飾った「NX」。「RX」よりもひとまわりサイズを落とし、新開発の2リッター ターボエンジンを組み合わせるなど、これまでとはちがうあたらしいレクサスを具現化した、いま注目の一台にモータージャーナリストの河村康彦氏が試乗した。

Text by KAWAMURA YasuhikoPhotographs by HANAMURA Hidenori

あらたなるマーケティングへのチャレンジ

日本唯一のプレミアムブランド、レクサスが放った最新のモデル「NX」。例によってアルファベット2文字で表されるその車名は、「動きが速い」あるいは「鋭敏な」という意を示す英語“nimble”の頭文字“N”と、クロスオーバー(crossover)を示す“X”の組み合わせに由来をするという。

レクサス初のコンパクトSUV、と自らをそう紹介するNXのボディサイズは、兄貴分「RX」に対して全長が140mm短く、全高が45mm低い。いっぽうで、1,845mmという全幅に“コンパクト”という表現を用いるのは、こと日本の市場ではじゃっかん奇異と感じられるかも知れない。

実はこちらも、RXに対しては40mmのマイナス。そんなこのモデルの大きさは、「ヨーロッパ市場を念頭に置きながら、アメリカ以外のすべての市場で高い適合性を備えることを意識したもの」と、チーフエンジニアは語る。

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LEXUS NX300h “version L”

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LEXUS NX300h “version L”

ん? アメリカ以外??

……と、そんな氏のコメントを耳にして気が付いた人はなかなか鋭い。

1989年に初代「LS(日本名:セルシオ)」とともにアメリカで産声を上げ、その後もこの巨大市場に軸足を置いてきたのがレクサスというブランド。ところが、「もちろんたくさん売れてくれるに越したことはありませんが、でもこの地では『そこそこ売れてくれれば良い』と考えているんです」と、このNXの場合には敢えてアメリカがナンバーワン市場ではないことを強調する。

そう、そんなサイズ観で開発され、それゆえ日本への適合性もRX以上に高いとおもわれるNXには、もうひとつ、そうしたあらたなるマーケティングへのチャレンジのための“隠し玉”がある。それが、完全に新開発され、「レクサス初のターボ付き」とも紹介される2リッターの直噴4気筒エンジンだ。