Apple｜あたらしいクラウドサービス iTunes Match スタート
Apple｜アップル
音楽はすべてiCloudで管理できる新サービス
ミュージッククラウドサービス「iTunes Match」スタート
アップルは5月2日（金）、国内にてミュージッククラウドサービス「iTunes Match」をスタートさせると発表した。
Text by OKADA Kazuyuki（OPENERS）
ストレージはもう気にしなくていい
「iTunes Match」はどこでも音楽を楽しむことのできる、クラウドミュージックサービスだ。アップルは、これまでも「iCloud」というクラウドサービスを提供していた。これは、音楽、写真、書類などのデータを、iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Windowsパソコン、Apple TVなど、どのデバイスからでもアクセスできるサービスだ。しかしこれまで、このサービスで共有できる音楽は、iTunes Storeで購入したものに限られていた。
今回登場したiTunes Matchは、iTunes Store以外で購入した音楽や、CDで取り込んだ音楽も、iCloudで共有できるようになる画期的なサービス。iTunes Storeにはすでに3700万曲以上が揃っているため、そこで取り扱いのない曲のみを、アップロードする仕組みだ。
保存できる曲は最大で2万5000曲。さらに、元々の音質が低い場合でも、iTunesにマッチさせたすべての曲は、256Kbps AAC、DRMフリーの音質で再生できるという嬉しい仕組みもある。デバイス側での使い方は、iCloudのダウンロードボタンをタップするだけで、アーティスト、アルバム、プレイリストごとに、ダウンロードできるという。これでストレージを気にすることなく、音楽を外出先で楽しむことができるようになる。
米国ではすでにスタートしていたこのサービス。何の前ぶれもないサプライズというカタチで、この度、国内でもサービスのスタートが発表された。登録料金は、年間3980円となっている。