海外初試乗、マクラーレン 650S|McLaren

海外初試乗、マクラーレン 650S|McLaren

CAR IMPRESSION

Mclaren 650S|マクラーレン 650S

スペイン・マラガでワインディングロードを攻める

海外初試乗、マクラーレン 650S (2)

ピックアップが改善されたエンジン特性

市街地をゆっくり走っているだけで、マクラーレンのこのニューモデルが従来型の「12C」に対するアドバンテージをいくつも有していることがわかった。まず、ギアボックスの動作がさらにスムーズになり、微低速域でも滑らかにクルマを走らせられるようになった。

また、もともと高い評価を受けていた快適性はさらに改善され、サスペンションストロークがたっぷりとられたセダンのような乗り心地を示すようにもなっていた。

しかも、スロットルペダルをあまり踏み込んでいない状態、つまりパーシャルスロットルでのエンジンの反応が良好になり、スロットルを踏み込んでからエンジンがトルクを生み出すまでの時間が大幅に短縮された。おかげで、馴れないマラガの街をひとりでドライブしていてもまったく不安を覚えない。

こうして、650Sとの信頼関係が徐々に深まっていったのを確認した私は、ステアリングを左に切り、マラガの街並みを遠く見下ろすワインディングロードを目指すことにした。

先ほど述べた優れた快適性、そしてドライバビリティの高さが、高速コーナーがつづくワインディングロードで心強い味方になってくれることに気づくのに、さして時間はかからなかった。

しなやかな足回りはロードホールディング性の向上に結びつき、荒れた路面でも安定したグリップをもたらしてくれる。

ピックアップが改善されたエンジン特性は、限界近いコーナリングスピードを維持するのに圧倒的に有利だ。しかも、650Sには12C譲りの優れた視界がある。このため、はじめて走る道でも不安なく攻めることができる。ワインディングロードに足を踏み入れてものの5分と経たないうちに、私は650Sをおもうままにコントロールできるようになっていた。