Paul Smith JEANS|ポール・スミス氏が語るカスタムオーダージーンズ

Paul Smith JEANS|ポール・スミス氏が語るカスタムオーダージーンズ

FASHION NEWS

Paul Smith JEANS|ポール・スミス ジーンズ

来日したポール・スミス氏にインタビュー

世界にひとつだけのカスタムオーダージーンズ(1)

「Paul Smith JEANS(ポール・スミス ジーンズ)」から、カスタムオーダージーンズが登場。4月26日(土)のポール・スミス 代官山店を皮切りに、全5店舗でオーダーを受け付ける。また、ポール・スミス 代官山店とポール・スミス ジーンズ 神戸店では、デニムのトートバッグにシルクスクリーンプリントをのせる体験型のワークショップも開催予定だ。今回、日本での展示会のために来日したポール・スミス氏に、直接そのシステムとコンセプトについて聞くことができた。

Interview Photographs by ASAKURA KeisukeText by IWANAGA Morito(OPENERS)

アーティスト、ナオミ・アヴセックによるミシンステッチ刺繍

──ジーンズのカスタムオーダーを日本でおこなうことになった経緯は?

昨年末、ロンドンのソーホーにあるビークストリートに、デニムを中心としたショップをオープンしたんだ。そこで展開したカスタムオーダージーンズがすごく好評だったので、それをいま日本にもってきたらどうだろうか、というところからはじまったんだよ。

──今回の企画でフィーチャーされるナオミ・アヴセックさんとは、以前もコラボレーションされていましたよね。

彼女の作品は、個人的にも非常に気に入っている。もちろん、ブランドのファンからも大好評だよ。はじめて彼女の作品に触れたときのことを、強烈に覚えている。

ある日、ナオミが私に手紙を送ってきたんだ。なんと、封筒の宛名からメッセージにいたるすべての文字が、ミシンステッチによる刺繍で書かれていたんだよ!

Paul Smith JEANS|ポール・スミス氏が語るカスタムオーダージーンズ 02
Paul Smith JEANS|ポール・スミス氏が語るカスタムオーダージーンズ 03

一瞬で魅了されてしまったよ。すぐにナオミにコンタクトをとり、ポール・スミスのアイテムに落とし込んだら素晴らしいものになるとおもって、いくつかトライしてみた。その予感は的中して、みごとな作品が出来上がったんだ。これまでも2度、日本のポール・スミス スペースギャラリーで展覧会を開いたね。今回のカスタムオーダージーンズを展開することになったときも、何かいいアイデアはないかとおもい、彼女にお願いしたんだ。

世の中に数多くのジーンズブランドが存在するなかで、どうすれば個性をアピールできるかを考えていた。ナオミはみごとにその要望に応えてくれたよ。アプローチ次第で、ジーンズというある程度イメージが固まってしまっているアイテムにたいしても、穿くひとそれぞれのキャラクターを反映させることができるということを知ったね。

──すべて非常に個性的です。ナオミさんは、どのような手法で作品を製作しているんですか?

この刺繍はすべてフリーハンドだね。彼女はインスピレーションを受けて、頭のなかでイメージを作り上げる。まるでペンや筆で絵を描くように不自由なく、ミシンで刺繍を完成させるんだ。それはもうすごいスピードだから、製作の現場を見たら驚くとおもうよ。今回は代官山店と神戸店のオープン5周年記念ということで、レザーパッチにアートワークをほどこしてもらった。もちろん、ひとつとしておなじものはない。