試乗、ポルシェ 918 スパイダー|Porsche

試乗、ポルシェ 918 スパイダー|Porsche

特集|ポルシェ、再入門

Porsche 918 Spyder|ポルシェ 918 スパイダー

10年ぶりのスーパー ポルシェ

試乗、ポルシェ 918 スパイダー

2010年の発表いらいすこしずつその姿を垣間見せ、2013年のジュネーブモーターショーでついにお披露目を果たした、ポルシェ「918 スパイダー」。前作「カレラGT」からきっちり10年を経て登場した、スーパーハイブリッド スポーツだ。もちろん、ただ速いだけではなく、ブランドの頂点モデルとして、今後のポルシェにおける方向性を表現した、走るテクノロジーショーケースでもあり、興味は尽きない。自身もポルシェ オーナーである河村康彦氏が、そんな特別なポルシェに触れ、乗った。

Text by KAWAMURA Yasuhiko

伝説的レーシングマシンと最新レースウェポンのあいだにはさまれた実力

われわれは、およそ10年ごとにスーパースポーツ モデルを世に送り出してきた──開発陣のそんな声とともに、2003年デビューの「カレラGT」いらいまさに10年ぶりというタイミングでリリースされたスーパー ポルシェが、限定918台のみが生産をされる「918スパイダー」だ。

その車名や、生産台数の由来となった(そして、生産の開始までもが2013年の9月18日!)『918』という数字はもちろん、1970年のル・マン24時間レースで総合優勝を獲得するなど、ポルシェの伝説的レーシングマシンとして知られる往年の『917』にたいするオマージュから決定されたもの。

Porsche 917 KH Coupe(1971)|Porsche 917 KH クーペ(1971) 88

Porsche 917 KH Coupe(1971)

Porsche 918 Spyder|ポルシェ 918 スパイダー 07

Porsche 918 Spyder

ちなみに、今年2014年のル・マン24時間レースの最高峰クラスに復活参戦するマシンとしてジュネーブ モーターショーで披露をされたモデルの名称は、『919ハイブリッド』と発表されている。

かくして、ポルシェ社のレーシング スピリットがタップリ注ぎ込まれた918スパイダーのアピアランスやそこに採用されたテクノロジーは、そのいずれもがいかにも“技術者集団”が手掛けたことをほうふつとさせるコンペティティブなもの。

このモデルそのものによるレース活動の予定は発表されていないが、その過酷さで知られるニュルブルクリンクの旧コースでの最速ラップが6分57秒をマーク! と報じられることからも、その速さがまさに「レーシングマシンの水準」であることはまちがいないのだ。