Amanresorts｜神聖で荘厳なリゾート「アマンジウォ（Amanjiwo）」

Amanresorts｜アマンリゾーツ

滞在客にだけに許される、ボロブドゥール遺跡から見る日の出

神聖で荘厳なリゾート「アマンジウォ（Amanjiwo）」

「Amanjiwo」とは“平和なる魂”という意味──インドネシア共和国ジャワ島中部南岸に位置するジョグジャカルタ空港から約1時間。ジャワ中央部のケドゥ平原にあるメノレの丘のふもとの田園地帯にあり、世界最大にしてもっとも美しいといわれる仏教遺跡ボロブドゥールまで約10分というロケーションにあるリゾートが「アマンジウォ（Amanjiwo）」だ。

Text by KAJII Makoto （OPENERS）

神聖で幻想的な光景からはじまる一日

バリ島が芸術の島なら、ジャワ島は歴史遺産の島──アマンジウォがあるジョグジャカルタ市は、ジャワ美術の中心地で、バティック、ラーマヤナバレエ、ドラマ、音楽、詩、ワヤン・クリ（人形の影絵芝居）などの文化があることでも有名だ。

また、1991年に文化遺産に認定され、2012年7月、アメリカのニュース専門局CNNが「生涯に一度は見たい27の絶景」第一位にえらばれた世界遺産ボロブドゥール遺跡をはじめとする歴史遺産を訪れるひとも多い。

ボロブドゥール遺跡は、8～9世紀に建造された世界最大級の仏教遺跡で、1814年にイギリス人のラッフルズによって発見。高さ34.5m、一辺123mに200万個もの切石を積み上げ、円壇頂上の大ストゥーパ（仏塔）を72の小ストゥーパが取り囲み、外輪の回廊には仏教にまつわる精緻なレリーフがおよそ1500面も存在する。

アマンジウォに滞在したら、日の出前にかならず起きだそう。寺院の頂上で朝日を迎えるツアーはアマンジウォのゲストだけに許された特権で、神聖で幻想的な光景に誰もが感動する。

伝統と宗教が作り出す濃厚な異文化の空気

椰子の樹々の彼方から昇る太陽、辺りは徐々にシャンパンゴールドに染まっていき、仏像やストゥーパのシルエットが浮かび上がる──朝日を見たあと、ボロブドゥールからの帰りは象にのってアマンジウォへ戻るのもまた特別な体験だ。

世界遺産の地に建つアマンジウォは、荘厳な石造りのドームのエントランスと、緑に囲まれた寺院建築様式スタイルのリゾート。うっそうと生い茂る密林に建ち、熱帯の森が茂る斜面に放射状に連なるヴィラ、わずか数キロ先にあるボロブドゥール遺跡と断崖絶壁を持つ山々など、伝統と宗教が作り出す濃厚な異文化の空気を全身で感じることができる。

ボロブドゥール遺跡から見る日の出や夕暮れはもちろん、8～10世紀ごろの寺院が集中するプランバナン渓谷、ジャワ最古の遺跡で有名なケドン・ソンゴ寺院、ライステラス（棚田）の景観が美しい8世紀ごろに建立されたヒンドゥー教の寺院があるセログリヨなど、ジャワの大自然と共存するヒストリカルスポットの観光も、アマンジウォ滞在のハイライトとなる。

アクティビティは、オーダーメイド

おなじインドネシアとは思えないほど、バリ島の3軒のアマンとはかけ離れた個性とロケーションをもつアマンジウォだが、ゲストを大切な“友人”として迎え入れるホスピタリティや、ゲストのオーダーによって実現する自在なアクティビティなどの心地良さは、アマンリゾーツならでは。ここでしか体験できない美観と神秘性は、また格別な思い出をつくってくれる。