エントリーユーザーに門戸を広げるアバルト500

フィアット「500（チンクエチェント）」をベースとし、スポーティな走りを楽しむことができる「アバルト 500」と、その上級グレード「アバルト595 コンペティツィオーネ」の2モデルに、トランスミッションの仕様を追加。より柔軟にモデルの選択がおこなえるようになった。

1.4リッターターボエンジンを搭載し、コンパクトモデルながらも最高出力99kW（135ps）、最大トルク180Nm（18.4kgm）を発揮する「アバルト 500」は、いまとなっては数少ないホットハッチバックの一台。そのアバルト500に、さらなるエンジニアリングをほどこし、最高出力118kW（160ps）、最大トルクを206Nm（21.0kgm）に引き上げ専用の装備を搭載したモデルが「アバルト595 コンペティツィオーネ」だ。

今回の仕様変更では、現在マニュアルトランスミッションに限定しているアバルト500に、オートマチックモード付き5段シーケンシャル（セミオートマチック）トランスミッションを追加。クラッチペダルレスの仕様とすることで、エントリーユーザーに門戸を広げる。

いっぽう、現在オートマチックモード付き5段シーケンシャルのみとなっている「アバルト595 コンペティツィオーネ」には、5段マニュアルトランスミッションを追加。自身のおもいどおりの運転をたのしむことができそうだ。

Abarth 500

消費税5パーセントを含んだ価格は、アバルト500の5段セミオートマチックトランスミッションモデルが284万5,500円。「アバルト595コンペティツィオーネ」の5段マニュアルトランスミッションモデルが323万4,500円だ。

ABARTH 500│アバルト 500
ボディサイズ│全長 3,655 × 全幅 1,625 × 全高 1,515 mm
ホイールベース│2,300 mm
トレッド前/後│1,415 / 1,410 mm
重量│1,110 kg
エンジン│1,368cc 直列4気筒 DOHCターボ
最高出力│99 kW（135 ps）/ 5,500 rpm
最大トルク│180 Nm（18.4 kgm）/4,500 rpm
　　（SPORTスイッチ使用時 206 Nm（21.0 kgm）/3,000 rpm）
トランスミッション│5段マニュアル、オートマチックモード付き5段シーケンシャル
駆動方式│FF
ブレーキ前/後│ベンチレーテッドディスク / ディスク
サスペンション前/後│マクファーソンストラット / トーションビーム
タイヤ│195/45 R16
燃費（JC08モード）│（マニュアル）14.9 km/ℓ　　（セミオートマ）13.8 km/ℓ
価格│（マニュアル）268万8,000円　　（セミオートマ）284万5,500円

ABARTH 595 Competizione│アバルト 595 コンペティツィオーネ
ボディサイズ│全長 3,655 × 全幅 1,625 × 全高 1,515 mm
ホイールベース│2,300 mm
トレッド前/後│1,410 / 1,405 mm
重量│1,120 kg
エンジン│1,368cc 直列4気筒 DOHCターボ
最高出力│118 kW（160 ps）/5,500 rpm
最大トルク│206 Nm（21.0 kgm）/2,000 rpm
　　（SPORTスイッチ使用時 230 Nm（23.5 kgm）/3,000 rpm）
トランスミッション│5段マニュアル、オートマチックモード付き5段シーケンシャル
駆動方式│FF
ブレーキ前/後│ベンチレーテッドディスク / ディスク
サスペンション前/後│マクファーソンストラット / トーションビーム
タイヤ│205/40 R17
燃費（JC08モード）│（マニュアル）14.5 km/ℓ　　（セミオートマ）14.0km/ℓ
価格│（マニュアル）323万4,000円　　（セミオートマ）339万1,500円

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