プジョー、もっともコンパクトな「108」発表|Peugeot
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2015年8月24日

プジョー、もっともコンパクトな「108」発表|Peugeot

Peugeot 108|プジョー 108

プジョー、もっともコンパクトな「108」発表

プジョーは、「208」よりもさらにエントリーモデルとなるハッチバック「108」を発表。ちいさいなかに高い運動性能とユーティリティを詰め込み、あらたなクルマのたのしみをも提案する一台だ。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

軽量化で走りと燃費を両立

プジョー「108」は、「208」よりもさらに小さい、全長3.47×全幅1.62メートル(日本仕様の208は全長3.96×全幅1.74メートル)というサイズの、あたらしいコンパクトハッチバックだ。日本には導入されていない「107」の後継にあたる。

パワートレーンは、最高出力68psを発揮する1.0リッター直列3気筒VTiエンジンに5段ATもしくは5段MTの組み合わせ。さらにおなじエンジンながらエコ重視のe-VTi版と、そして「208」やシトロエン「C3」などにも搭載される、1.2リッター直列3気筒ピュアテックVTiエンジンには、5段MTが設定される。いずれのモデルもガソリンエンジンながらもCO2排出量が100gを切る、高い環境性能をほこる。

コンパクトなボディに小型エンジンを搭載したことで軽量化を実現しており、その重量はわずか840kg。この軽さにより、108は機敏な走りがたのしめるという。

タイヤは165/65R14もしくは165/60R15サイズのエコタイヤが用意され、ブレーキはフロントがφ247mmのベンチレーテッドディスクを、リアにはφ200mmのドラムを採用。さらに、タイヤ圧低下チェックシステムも装備する。

ボディバリエーションは3ドアもしくは5ドアのハッチバック。さらに、ルーフをキャンパストップにてオープンもたのしめる108TOP!というモデルで展開。幅80cm×長さ76cmの、このキャンパストップは電動で動作し、好きな位置で停止させることも可能で、巻き込み風を防ぐデフレクターが自動的に展開する仕掛けもほどこされている。

Peugeot 108|プジョー 108

プジョー、あたらしいコンパクト「108」発表

カスタマイズで仕上げる、あたらしいシティ コンパクト

ボディカラーは108専用の2色をふくむ全8色。3ドアモデルでは2パターンの個性的なツートーンカラーも選択可能になり、キャンパストップのルーフはボディカラーにおうじてレッド、グレー、パープルが適用される。

そして、特徴的なのが“パーソナライゼーション”テーマだ。これは、内外装のステッカー、ドアミラーカバー、フロアマットなどに、統一されたテーマのデザインをあしらうというもの。ドレッシー、キルト、ダイアモンド、タトゥーなど全部で7パターンから選ぶことができる。

さらに、ダッシュボードとセンターパネルに適用される“アンビエンス”には3色を用意。さらに、グレードごとにいくつか用意されるインテリアトリムも設定され、これらを組み合わせて注文することで、オリジナルな1台を仕上げることができる。

リアのハッチゲートは、荷物の出し入れがしやすいよう開口部の高さを77cmに設定。ラゲージ容量は標準で180リットル。スペアタイヤをパンク修理キットに変更すると196リットル。さらに、50:50分割式のリアリートを倒せば最大750リットルの空間がうまれる。このリアシートは荷室側からストラップを引っ張るだけで倒せる仕掛けをもつ。

センターコンソールには7インチのタッチパネル式LCDを配置。このディスプレイをつうじて、車両の設定やナビゲーション操作がおこなえるほか、スマートフォンをそのまま操作できるミラースクリーンという機能をそなえる。このミラースクリーンによって、車両のタッチパネルに触れることでiPhoneなどのスマートフォン、タブレットをダイレクトに操作することが可能だ。

エントリーモデルながらも、ABS、EDB(電子制御式ブレーキ力配分)、ESP、エマージェンシーコリジョンブレーキングシステムなどを搭載。エアバッグも標準で6個をそなえる。さらに、キーレスエントリーやバックモニターも用意され、いままので最小セグメントにはない、ひとクラス上の充実した装備が自慢だという。

プジョー108は、3月上旬に開催されるジュネーブモーターショーにてお披露目される予定であり、すでに事前告知されている「308SW」とあわせてプジョーブースの主役を飾る。

           
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