Amanresorts|もっとも幸福な“世界の果て”「アマンキラ(Amankila)」
LOUNGE / TRAVEL
2015年2月2日

Amanresorts|もっとも幸福な“世界の果て”「アマンキラ(Amankila)」

Amanresorts|アマンリゾーツ

バリ島の真髄に触れる旅、第三章

「アマンキラ(Amankila)」

もっとも幸福な“世界の果て”にいる気分

紺碧のインド洋と一つになったように錯覚するThree-tier Pool(3層のホリゾンタルプール)。プールの淵まで満々とたたえられた水がその先の海と一体化して、プールで泳いでいると、手足が大海に溶けていくような感覚が心地良い。アマンに惚れるアマンジャンキーの心をくすぐる仕掛けと細工が随所に盛りだくさんで、まさに、“甘美なワナ”がつぎからつぎへと繰り出される「アマンキラ(Amankila)」。ゲストとスタッフだけしかいない、もっとも幸福な“世界の果て”にいる気分は格別だ。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

アマンキラは、海と空、自然の一部

ウブド村での滞在を満喫した「アマンダリ(Amandari)」から、クルマで約1時間半ほど。アマンキラのあるバリ島東海岸は、その昔王国が栄えた場所で、当時の遺跡や古くからの風習が残るのどかな地方。いわゆる“イーストバリ”では開発の手の入っていないエリアで、アマンキラが唯一のラグジュアリーリゾートとなる。

ずっと平坦な海岸線を走ったあと、「ここの先に本当にリゾートがあるの?」と思うほどの急で狭い山道を通り抜けると、正面にエントランスがあらわれる。

エントランスに入ると、インド洋と3段のプールが一体化した景色が目の前に大きく広がって、絵に描いたような“水の宮殿”のイメージだ。容赦なく降り注ぐ常夏の光と、青く澄んだ大海、そしてひとの気配を感じない開放感。アマヌサとも、アマンダリともちがう雰囲気は、まさに「Amankila=平和なる丘」という意味を実感させてくれる。

エド・タートルの設計思想に随所に触れる

1992年に34室でオープンしたアマンキラは、建築家エド・タートル氏が設計。彼はこのアマンキラのほかに、ジョグジャカルタにある「アマンジウォ」も設計しているが、アマンキラはコロニアル調の水の離宮にインスピレーションを得て、ロビーからレストランにつながる回廊や、オールスイートタイプの各ゲストルームを繋ぐ高床式の石の空中回廊など、独特の構造から成っている。高い位置にあるガーデンヴィラまではかなり歩くが、土地の段差やうっそうと繁る木々によってプライバシーは完全に保たれているのがよくわかる。

また、アマンキラ名物のライステラス(棚田)から発想された3層プールなど、自然と調和した“左右対称”のデザインも特徴的で、丘の斜面に自然に溶け込むように建てられたヴィラなどにもシンメトリーな構造が見て取れて面白い。

また、たった20秒間、わざわざゲストをカートに乗せて連れて行ってくれるビーチクラブまでの下りの道のりが、いかにロケーションにこだわってこの地を選んだかを教えてくれる。

「Selamat Makan!(スラマッ・マカン)」=お召しあがれ!

インド洋に面したビーチクラブは、3層プールとは趣とちがう41mのプールとともにあり、レストランとバーを併設。ブールサイドで、サラダやピザ、インドネシアとウエスタンスタイルの軽食をブランチ、ランチ、アフタヌーンティーで楽しむことができる。

ほかのアマンとおなじく、施設内には3カ所のレストランがあるが、食事のアレンジは自在で、ビーチでのバーベキューや人目につかない部屋でのリスタフェル・ディナーもOK。

なにしろ34室のゲストルームに対して、スタッフは200名を越えるそうで、その充実したホスピタリティは、決して滞在を邪魔せず、執事のように忠実に影のように最適な状態を整えてくれる。

問い合わせ
アマンリゾーツ共通
日本語対応フリーダイヤル

0120-992-925(月~金)
www.amanresorts.com/

「アマンキラ(Amankila)」で海と至福のひとときへ

           
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