450psを誇るレクサスRC F登場|Lexus

450psを誇るレクサスRC F登場|Lexus

CAR NEWS

Lexus RC F|レクサス RC F

450psを誇るレクサスRC F登場

レクサスは事前予告通り、「RC」のハイスペック版「RC F」を発表。5リッターV8エンジンを搭載し、現行レクサスとしては最強の460psを発揮する、最新のFモデルだ。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

LFAから連なる「F」の最新モデル

レクサスは、東京モーターショーで発表されたばかりのあたらしい2ドアクーペ「RC」をベースとしたスポーティバージョン「RC F」を予告通りに発表。デトロイトモーターショーにおいてワールドプレミアされた。

RC Fのエンジンには「IS F」とおなじ2UR-GSE型の5リッターV8自然吸気を採用。ただし、IS Fでは最高出力311kW(423ps)、最大トルク505Nm(51.5kgm)とされていたものを、チタンバルブや鍛造コンロッド、新設計シリンダーヘッドの採用、さらに排気系の最適化をほどこし、330kW(450ps)/520Nm(53kgf)以上とする。レクサス スポーツモデルの頂点「LFA」が生産終了したいま、「LS 600h」の統合最高出力445psを抜き、市販モデルとしてはもっともパワフルなレクサスとなる。

高い出力をほこるスポーツカーであるいっぽう、エンジン回転数が低い定常域においてはアトキンソンサイクルで稼働し燃費の向上をはかり、高回転域ではオットーサイクルでパワーを向上させる機構をもたせることで環境負荷へも配慮。具体的な燃費は未定ではあるものの、IS F以上を目指すということからJC08モードで8.1km/ℓよりも良好になるとみられる。

組み合わされるトランスミッションは8段オートマチックの8 Speed SPDS。レクサス初採用となる、トルクベクタリング ディファレンシャル(TVD)を介して、後輪を駆動させる。

Lexus RC F|レクサス RC F 64

TVDはコーナリング時に駆動力を最適化する機構で、車両の安定性向上や素早いコーナリングを可能とする。これらは、モード設定により「ノーマル」「スラローム」「トラック」の3段階で挙動を切り替えができるようになっている。

ボディは、LSから導入されたスポット溶接の間隔を狭くできる“レーザースクリューウェルディング”をはじめとする、レクサスの最新テクノロジーを採用し高い剛性を確保。そのうえで、車両重量は1,800kg以下を実現している。さらに、エンジンフードやルーフ、リアウィングをカーボン素材に変更する「カーボンパッケージ」を適用することで、およそ10kg軽量することが可能とされる。

サスペンションは前後ともにコイルの独立懸架を採用。3デザインが用意される、新意匠の19インチアルミホイールも軽量のものとなり、いわゆるバネ下重量の低減をはかることで、軽快なハンドリングに貢献するという。

Lexus RC F|レクサス RC F 39
Lexus RC F|レクサス RC F 12

エクステリアでは、エンジンフードのエアベントやフロントのクーリングダクト、50mph(約80km/h)で自動的にせり上がるアクティブ リア スポイラーなど、LFAでつちかわれた冷却およびエアロダイナミズムが反映されている。

フロントに大きく構える、レクサスのブランドアイコン“スピンドルグリル”は下半分が「F」の文字で構成されたメッシュ構造をもつ特別なものを採用。そのほかにも、デイタイムランニングライトや、フロントフェンダー後端のスリットからサイドに繋がるラインが「L」を模すなど、随所にLないしFの意匠がちりばめられている。

インテリアにも、「GS」で採用された表皮一体発泡工法による、包み込むような専用のハイバックシートや、Lの意匠をもちいたすべり止めスリットをほどこしたペダルなど、特別なものを採用。航空機のコックピットをモチーフとしたというインストパネルは、モードに応じてデジタル速度計や疑似アナログ速度計、回転計をはじめ、TVDのトルクモニター、Gモニター、油温系、水温計、ストップウォッチなど必要な情報を表示する。

レクサスのハイパフォーマンスクーペとしてのみならず、レーシングウェポンのベース車両としても注目されるRC F。プロダクションモデルの発売は、2014年後半が予定されている。

Spec|スペック

Lexus RC F|レクサス RC F
ボディサイズ|全長 4,705 × 全幅 1,850 × 全高 1,390 mm
ホイールベース|2,730 mm
重量|1,800 kg以下
エンジン|4,969 cc V型8気筒 DOHC
最高出力| 330 kW(450 ps)以上
最大トルク|520 Nm(53kgm)以上
トランスミッション|8段オートマチック(8-Speed SPDS)
駆動方式|FR
タイヤ 前/後|255/35R19 / 275/35R19
最高速度|168 mph(270 km/h) リミッター作動
0-60mph(0-96km/h)加速|4.6 秒以下
燃費(JC08)|8.1 km/ℓより良好