THEATER|フラメンコの女王、待望の来日公演決定!
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2015年5月27日

THEATER|フラメンコの女王、待望の来日公演決定!

Ballet Flamenco Eva Yerbabuena|エバ・ジェルバブエナ フラメンコ舞踊団
名実ともに頂点に君臨するフラメンコの女王

エバ・ジェルバブエナ、待望の来日公演決定!

ピナ・バウシュをも虜にした現代フラメンコ界のミューズ、エバ・ジェルバブエナが5年ぶりに来日決定。3月22日(土)と23日(日)は新宿文化センター 大ホールにて、3月26日(水)は兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールにて公演をおこなう。

Text by KUROMIYA Yuzu

出産・休養を経て、全世界待望の復帰作を日本で初演

伝統と完璧な技術に裏付けされた情熱的な踊りで、若くして女性フラメンコ舞踊家としての地位を築いたエバ・ジェルバブエナ。1998年28歳で舞踊団を旗揚げし、2作目『5ムヘーレス5』(2000年)で、フラメンコ従来の動きに縛られないあたらしい舞踊世界を創出する。

『雨(LLUVIA)』(2009年)では権威あるマドリード・サルスエラ劇場の150周年のシーズン開幕を華々しく飾り、2001年に国家賞であるプレミオ・ナシオナル・デ・ダンサを受賞した。ほかにもドイツのコンテンポラリー舞踊家ピナ・バウシュの公演に招かれ、マイク・フィギス監督映画『フラメンコ・ウーマン』(1997年)などに出演するなど、現代スペインを代表する舞踊家のひとりとして世界中で活躍している。

今回上演されるのは、日本初演の新作『雨(LLUVIA)』と、出産のための休養後、全世界待望の復帰作で世界初演となる『泥と涙(De la Cava, Barro y Llanto)』。

生きることへの終わりのないオマージュだという『雨(LLUVIA)』は、通じあうことのできないもどかしさや悲しさをテーマにした作品で、最後に踊られるソレアが圧巻。日本で世界初演となる注目の『泥と涙(De la Cava, Barro y Llanto)』は、これまでの作品のなかから代表的な振付けをつぎつぎと魅せていく、フラメンコアンソロジーのように展開。そこに現在の視点をくわえて、フラメンコを彩る音楽、振付、そして踊り手の胸の内までも、すべてをありのままに表現していく。

フラメンコは、進化しつづけるアート。独特の感性に彩られた彼女の魂の叫びともとれる踊りを、ぜひその目に焼き付けてほしい。

エバ・ジェルバブエナ フラメンコ舞踊団
<東京公演>
『泥と涙(De la Cava, Barro y Llanto)』~ベスト・オブ・ベスト~
日程|3月22日(土)
時間|18:00開演
『雨(Lluvia)』~エバ・ジェルバブエナ 究極の芸術作品~
日程|3月23日(日)
時間|15:00開演
会場|新宿文化センター 大ホール
問い合わせ
チケットスペース
Tel. 03-3234-9999

<兵庫公演>
『泥と涙(De la Cava, Barro y Llanto)』~ベスト・オブ・ベスト~
日程|3月26日(水)
時間|19:00開演
会場|兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
問い合わせ
芸術文化センターチケットオフィス
Tel. 0798-68-0255(月曜休)

           
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